ゲーム特化のAndroidデバイス「GPD XP」国内発売開始。モジュラー形式で右側のコントローラーを付け替え可能

株式会社天空は11月25日、GPD Technology社のAndroidゲーム機「GPD XP」を国内発売した。価格は4万2600円(税込)。Amazonでも後日販売開始するようだ。

株式会社天空は11月25日、GPD Technology社のAndroidゲーム機「GPD XP」を国内発売した。価格は4万2600円(税込)。同社が運営するオンラインショップGPDダイレクトにて販売しているほか、Amazonでも後日販売開始するようだ。


「GPD XP」は、OSにAndroid 11を採用するスマートフォンではあるが、横持ちした際の左側に、アナログスティックや十字キー、トリガーボタンなどを搭載しており、ゲーム用途をメインにするデバイスである。さらに、本体右側にはモジュラー形式のゲームコントローラーを装着可能だ。

合わせて3タイプのモジュラーが同梱されており、ひとつは前面に5つのボタンを縦に並べ、側面と背面にもひとつずつボタンを配置した「FPSグリップモジュール」。ふたつ目は、右スティックやABXYボタン、トリガーボタンなどを搭載する「360°グリップモジュール」。そしてもうひとつは、右手ではタッチ操作に専念できる「MOBAハンドルモジュール」だ。大きなコネクタと磁石にてガッチリ接続でき、また簡単に交換できる構造になっている模様である。

本機には専用のキーマッピングツールが用意されており、最大15個のボタン(ファンクションキー)に、タッチスクリーンでの操作を割り当てることが可能だという。なお、こうしたデバイスの使用が問題ないか、プレイ中のゲームの規約は事前に確認しておきたい。「360°グリップモジュール」については、Xboxコントローラーと同じキー配列を採用。PCからの移植作品や、PSリモートプレイ、Xboxクラウドゲームでのプレイに適しているとのこと。

このほか、スマホとしては珍しい大型冷却ファンや、純銅製ヒートシンクを内蔵。ゲーム用途を前提としているだけあり、冷却面には力を入れているようだ。また、7000mAhの大容量バッテリーも搭載する。もちろん、基本はAndroidスマートフォンであるため、nano SIMカードを挿せば4G LTE通信も可能である。主なスペックは以下のとおりだ。

OS:Android 11
CPU:MediaTek Heilo G95 8コア

GPU:ARM Mali-G76
メモリ:6GB LPDDR4x
ストレージ:128GB(microSDXCにより最大2TB)
ディスプレイ:6.81インチ(1080×2400)
本体サイズ:205~233mm x 83mm x 18~41mm
重量:330~370g


「GPD XP」は、株式会社天空が運営するオンラインショップGPDダイレクトにて販売中。またAmazonの同社のストアでは、12月8日発売予定として予約受付中である。

ちなみに、本機を開発したGPD Technology社は、ポータブル・ゲーミングPC「GPD WIN」シリーズなどでも知られ、新製品としてはほかにUMPCの「GPD Pocket 3」も準備中。株式会社天空はこちらの国内販売も手がける予定で、現在予約受付をおこなっている。詳細は公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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