Epic Gamesが老舗音楽ゲームスタジオHarmonixを買収。『フォートナイト』音楽要素強化へ


Epic Gamesは11月24日、Harmonix Music Systems, Inc.ことHarmonixを買収したと発表した。両社が公式サイトで声明を出している。


Harmonixはアメリカのボストンに拠点を置くゲームスタジオだ。1995年に設立されてから、音楽ゲーム制作に従事。『Karaoke Revolution』シリーズ、初期の『Guitar Hero』シリーズ、そして『Rock Band』シリーズ、『Dance Central』シリーズなど、数多くの人気音楽ゲーム開発に携わってきた。昨今ではカードゲーム型の『DropMix』やクリエイションゲーム『FUSER』のリリース、そのほかVRコンテンツ制作など、展開の幅を広げている。そしてこのたび、Epic Gamesグループの傘下に入ることとなった。

Harmonixの今後の動きとしては、『フォートナイト』における音楽コンテンツ制作に携わっていくようだ。『フォートナイト』といえば、ゲーム内コンサートが活発なゲーム。数多くのアーティストが同作の仮想世界にて、ライブをおこなってきた。Harmonixの助けを得ることで、そうしたコンテンツがより重厚になっていきそうだ。


またEpic GamesのAlain Tascan氏は、Harmonixとの協力体制のもと、プレイヤーの音楽体験を「受動的なリスナー」から「能動的な参加者」へと変えていくとコメント。Harmonixが培ってきたインタラクティブな音楽ゲーム開発のノウハウが生かされることだろう。

なおHarmonixは、今後も旧作のサポートを続けていくとしている。『FUSER』を筆頭に同社のタイトルは引き続きSteamおよびコンソール機で利用可能で、『Rock Band 4』Season 25および以降のDLC展開も続けられていくとのこと。