Nintendo Switch『ルーンファクトリー5』最新アプデで、同性愛と同性婚が実装。当初は計画されていなかった要素


マーベラスは11月15日、『ルーンファクトリー5』向けのアップデートVer.1.1.0を配信。ゲーム内に、同性キャラクターとの恋愛および結婚要素を実装した。以前より予告されていた要素で、ゲーム内に導入されている。Ver.1.1.0の更新内容は以下のとおり:

・同性キャラクターとの恋愛、結婚に対応しました。
※プレイヤーが任意で同性キャラクターに告白を行い、相手からOKの返事を受け取ることで恋愛シナリオが進行するようになります。
・イベント進行中に、恋人からデートに誘われてデートを行うと、進行不能となる場合がある不具合を修正しました。

本作には男性6人・女性6人の恋愛候補キャラがおり、これまではそのうちの6名と異性恋愛ができた。今回のアップデートにより同性も攻略可能。彼ら・彼女ら総勢12名と恋愛が楽しめるようになった。同性愛については、異性愛と同様にプレイヤーから働きかけることで発生する。向こうから迫ってくることはない。あわせて、同性のNPCの好感度アイコンもハートマークへと変化。なお、特定のサブイベントをこなさければ告白しても冗談扱いになる。この点も含めて、異性パートナーを攻略する手順とおおむね同じ流れとなっている。また同性愛導入にあわせて、新たな演出やイベントが導入されているようだ。


なお同性愛の導入については、欧米版の発売にあわせたものだったようだ。マーベラス子会社XSEED Gamesが、自社ブログでその背景を語っている。『ルーンファクトリー5』では当初、同性愛の要素は計画されていなかったそうだ。しかしXSEED Gamesのローカライズチームが、『牧場物語』シリーズにて同性愛要素が導入されていることをうけて、マーベラスに実装を提案。プロデューサーらが承諾したことで、同性愛対応が動き出したようだ。欧米の同性愛要素のニーズを受けて、このたび日本版にも実装されたのだろう。

また同ブログ記事では、今回のアップデートや海外版発売にむけて、日本語チームと英語チームはかなり密に連携し、同性愛対応にむけて表現の調整をしていたことがうかがえる。なお同記事では、同性婚の専用カットシーンがあることも示唆。あくまで海外向けの情報であるが、日本版にもそうした演出が用意されているかもしれない。プレイヤー自身の目で確かめてみるといいだろう。

『ルーンファクトリー5』は、Nintendo Switch向けに発売中。なお欧米版は2022年3月22日に発売予定である。