デッキ構築バトルゲーム『Beneath Oresa』正式発表。カードを駆使して近接バトル、敵との間合いの戦略が勝敗のカギを握る

 

デベロッパーのBroken Spearは11月14日、デッキ構築バトルゲーム『Beneath Oresa』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年前半に配信予定。

本作は、デッキ構築RPGに、空間を活かした近接バトル要素を組み合わせた作品で、『Slay the Spire』や『Monster Train』といった人気作から影響を受けながら、ゲームプレイに奥深さを加えるよう開発中だという。プレイヤーは、Oresaと呼ばれる都市の地下に存在するアリーナにてバトルを繰り広げ、Oresaの深部を目指す。
 

 
『Beneath Oresa』ではプレイを開始するたびに、プレイヤーに同行するキャラクターを選択する。いくつか存在する勢力から選ぶことができ、勢力によって固有のカードセットが存在。また固有の特性もあるようだ。各コンパニオンキャラクターには8種類の固有の能力が存在。たとえばボス戦に強みを発揮するものや、プレイヤーのカードをアップグレードするものなど、それぞれ特性が大きく異なる。どのキャラクターを選ぶかによって、さまざまなプレイスタイルを表現できるという。

トレイラーでは、Hectosと呼ばれるキャラクターが確認でき、彼が所属する勢力Agica de Feradyには、バトル中にプレイヤーのテクニック値を上限以上に引き上げたり、カウンター攻撃を発動させたりといった特性があるようだ。また初期カードデッキは、勢力に結びついたものが8枚と、キャラクター固有のものが4枚の計12枚で構成されることもうかがえる。さらに、各キャラクターにはチームワークレベルが存在し、先述した8種類の能力の効果に影響を与えるという。

 
バトルシステムの詳細はまだ多く明かされていないが、デッキからカードを選択し、ターン制にて武器を使った近接バトルをおこなう模様。また上のツイートの映像では、敵への攻撃がヒットした後にさらにカードを選び、追撃を重ねていく様子がみられる。各カードには攻撃力が設定されており、追撃に使用しているカードには、間合いが開いた敵に対してボーナスダメージを与える効果も備わっていることが分かる。

本作のバトルにおいては、ポジショニングが非常に重要だという。例として、複数の敵が一列に並ぶような位置から強力な攻撃を繰り出したり、カードにて敵をノックバックさせ、敵同士の位置を離したりといった戦い方が挙げられている。また、戦場はゾーンと呼ばれるエリアで構成されており、ゾーンを移動して敵の攻撃を避けたりといった戦略も求められるという。
 

 

 
バトルをこなすなかでは、所有カードのアップグレードが可能。ひとつのカードに対し2種類のアップグレードが提示され、トレイラーやスクリーンショットでは、カードの特性に新たな要素を追加するか、特性自体はそのままだが、その効果時間が1ターン終了までからバトル終了までに拡張するか、という選択肢が確認できる。ゲームを進めるなかではほかにも、チームワークレベルを引き上げたり、特定のレア度のカードを引いたりなどのアップグレード要素も登場するようだ。

そして死んだ場合は、こうしたアップグレードをすべて失い、最初からやり直すことになるのだろう。プレイするたびにステージが生成され、これにより高いリプレイ性を実現するとしている。1プレイは30〜45分程度とのこと。このほか、メビウスことジャン・ジロー氏の作品から影響を受けるビジュアルも、こだわっているポイントだそうだ。

『Beneath Oresa』は、PC(Steam)向けに2022年前半に配信予定だ。