『Apex Legends』RP計算式がさらに変更されるかも。開発者が示唆
『Apex Legends』にて、ランクマッチのRP計算式にふたたび変更の可能性があるようだ。本作では、現行シーズン「エスケープ」よりランクマッチのシステムが変更されている。従来は、キルポイントと順位倍率に応じてRPが付与される、比較的単純な仕組みであった。しかし本シーズンでは、一部のRP制限が緩和。さらにキルしたプレイヤーとキルされたプレイヤーのティアの差異が考慮されるようになっている。具体的には、プラチナ帯のプレイヤーがダイヤ帯のプレイヤーをキルした場合、10RPではなく、12RP獲得できる。反対に、自身よりティアが低いプレイヤーをキルした際は、RP獲得量が10RPから少し減少するのだ。さらに、順位に応じてキルごとの固定ボーナスが追加される。最大キルポイントRPは175だ。
最新のRP計算式は、キル数・ティア差・順位など考慮すべき要素が多い。自前で計算するには、少々手間がかかるのも事実だ。そこでネット上では、獲得RPの早見表を作ろうと試みるユーザーが現れた。ランクごとにリストが分かれており、どのティアの敵を倒せば何RPを獲得できるか確認可能。順位ごとのボーナスも加算した状態でのポイントを見ることができる。試合中に表を見るのはなかなか難しそうだが、目標とするRPに到達するまでどれだけの敵を倒せばいいのか、といった概算をしたいときには役に立ちそうなリストだ。
ところが本件に関し、開発者から思わぬ反応が返ってきている。スレッドにレスをつけたのは、Respawn Entertainmentにてテクニカルゲームデザイナーを務めるexgeniarことAaron L氏。Aaron氏いわく、「このチャートは本当にもうすぐ、本当に混乱を呼ぶことになるよ……」。この意味深な返信には、思わずスレッドの投稿者も反応してしまったようだ。「それは、さらに変更が予定されているという意味?」と尋ねると、まもなくAaron氏から返答が。「チャートじゃなくて計算機を作る時間だね」と告げており、暗にさらなるRP計算式変更の可能性があることを示唆した。
RPの計算式は、開発チーム内でも関心度の高い調整対象のようだ。以前弊誌がおこなったインタビューでは、バランスデザイナーのJohn Larson氏がランクマッチの評価基準について言及している。バトルロイヤルゲームはダメージ数、キル数、勝利数など、スキルの判断基準が多く、プレイヤーの腕前を推し量るのが難しい面もある、とコメント。そのうえで、キルポイントの獲得上限を上げる以外にも、プレイヤーをいろんな側面から柔軟に評価できるよう、今後もランクマッチの微調整は流動的におこなっていく予定である、と伝えている。この予告どおり最新シーズンではRP調整の計算式が変更されたわけだが、今後もさらなるブラッシュアップがおこなわれる可能性は高そうだ。
『Apex Legends』シーズン11「エスケープ」は、現在開催中。ランクシーズンのスプリット1の期間は、12月22日までとなっている。