Steamリアル登山シム『Climber: Sky is the Limit』が日本語対応へ。ルート策定や荷造りをこなし、エベレストなど世界の名峰に挑む

パブリッシャー/デベロッパーのArt Games Studioは11月9日、登山シミュレーション『Climber: Sky is the Limit』にて日本語を実装すると発表した。『Climber: Sky is the Limit』は、高峰の登山に挑むサバイバルシミュレーションゲームだ。

パブリッシャー/デベロッパーのArt Games Studioは11月9日、登山シミュレーション『Climber: Sky is the Limit』にて日本語を実装すると発表した。同作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年前半に発売予定だ。発売のタイミングにて日本語を搭載するかどうかは不明であるが、ともかく将来的に日本語には対応するようである。 
 

 
『Climber: Sky is the Limit』は、高峰の登山に挑むサバイバルシミュレーションゲームだ。本作ではエベレストやK2といった、世界の山々に挑むことが可能。プレイヤーは登山ルートの策定から装備の準備を整え、さまざまな困難を乗り越えながら山頂を目指すこととなる。まずは手元のマップを見ながら、どのルートを辿りどのピークを目指すのかを決めよう。 

ルートが決まったら、次は携行品の準備だ。バックパックに適切な道具やリソースを詰め込んでいこう。登山に必要なツールだけでなく、長丁場のサバイバルに備えて十分な食料も必要だ。また1日ごとの疲れを癒すためには、暖かいジャケットや寝袋も準備する必要がある。ただし、持ち物にはそれぞれ重さが設定されているようだ。万全の準備が不可欠とはいえ、あまりに荷物を増やしすぎると登山が困難になるといった要素があるのかもしれない。 

高山では天気が変わりやすく、日が落ちるのも早い。なるべく前もって、適切なテントの設営地を見定め、支度をしておくことが望ましい。本作では、食料の準備一つ一つもシミュレーションすることができるようだ。テントのなかでガスストーブに火を点け、ポットを加熱する。材料を投入し、温かい食料を準備しよう。 
 

 
山頂までの道のりでは、さまざまな困難がプレイヤーを襲う。たとえば激しい天候の変化だ。嵐が吹き荒れるときは、とっさにどこか風を避けられる場所を見つけて退避するといった対策が求められる模様。また、ときにはそびえたつ氷の壁を登る必要に駆られることも。自身でロープを設置しながら、ほぼ垂直に近い壁を登っていくのだ。アイスアックスやカラビナといった専門の道具を駆使することになるため、自然とクライミングの知識も身についていくことだろう。 

このほかにも登山にはさまざまな危険がともなう。地面の深い裂け目に落ちてしまったり、急な斜面を転げ落ちたり、壁を登っている最中に落下してしまったり。ストックを地面に突き立てて踏ん張ったり、即座に安全帯をつかんだり、瞬時の判断が求められることになりそうだ。 

本作は、デベロッパーのA2 SoftworksおよびArt Games Studioの協働開発により手がけられている。A2 Softworksは現在、協力プレイARPG『Gatewalkers』や海底資源採掘シム『Drill Deal – Oil Tycoon』なども並行して開発中。フォトリアルなグラフィックからボクセル調の作品まで、幅広い作風を手がけている。一方Art Games Studioは自社タイトルとして、猫の探索シム『Chef’s Tail』や2Dアクション『Negative: The Way of Shinobi』などを開発。自社の開発力と複数タイトルのパブリッシング経験でもって、A2 Softworksをサポートするようだ。
 

 
同作においては現在Kickstarterキャンペーンが実施中。1万ユーロ(約130万円)を目標としているが、集まっている金額は1500ユーロほど。終了まで残り9日で、まだまだ目標額が遠い状態だ。今回の日本語対応発表は、そうしたKickstarterキャンペーンに追い風を吹かせるという意図があるのかもしれない。 

『Climber: Sky is the Limit』はSteamにて、PC向けに2022年前半発売予定だ。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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