スクウェア・エニックスは11月5日、現在販売中のアクションゲーム『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』のロードマップを更新し、PlayStationプラットフォーム限定の新ヒーロー「スパイダーマン」を、12月1日に配信すると発表した。同日にはパッチ2.2が配信予定となっており、スパイダーマンはパッチを通じてPS5/PS4版に追加される。パッチ2.2は全プラットフォーム対象である。
本作は、キャプテン・アメリカやアイアンマン、ミズ・マーベル、ブラックウィドウなどのスーパーヒーローとして、それぞれのアクションやアビリティを駆使して戦うアクションゲームだ。シングルプレイキャンペーンの「リアッセンブル」と、マルチプレイミッションである「ウォーゾーン」などを楽しむことができ、スーパーヒーローたちはギアシステムによるカスタマイズが可能である。
今回PlayStationプラットフォーム向けに追加されるスパイダーマンは、専用ヒーローイベント「大いなる力」にてプレイ可能。シングルプレイ、もしくはフレンドとのマルチプレイを楽しめる。スパイダーマンには、独特な動きと戦闘アビリティが用意されており、アベンジャーズ・イニシアティブ内のストライクチームにおいても、大活躍が期待されるという。
「大いなる力」では、世界征服を企むAIMがその高い技術を用いてシンソイド軍団の無敵化を目論んでおり、その新計画を知ったピーター・パーカーは、アベンジャーズと協力しながらこの脅威を阻止すると誓う。彼は、ミズ・マーベルやブラック・ウィドウとのあいだで一時的ながらも友情を築くが、普段はひとりで行動し活躍していることもあり、チームの一員としてほかのメンバーと共闘をすることに戸惑いを感じる。イベントでは、スパイダーマンが正式にアベンジャーズのメンバーとして加入するのか、それともひとりでAIMとの戦いを続けるのかが描かれるようだ。
なお、昨年8月に発表された際には、スパイダーマンはアベンジャーズに加入することで、ハンク・ピム、SHIELD、スターク・インダストリーズなどのテクノロジーを駆使したカスタムウェブシューターをはじめとする、さまざまなテクノロジーにアクセスできるようになると案内されていた。また、スパイダーマンのデザインについては、初期のスーツを参考にしたとのことだ。
スパイダーマンと同時配信されるパッチ2.2では、新たな仕様として「出荷品」が実装予定。出荷品は、「ゲームプレイを通して人気の装飾アイテムやリソースなどのアイテム類を手に入れたい」「有り余ったユニットを使いたい」などの要望を受けて追加したそうだ。各出荷品は500ユニットにて販売され、アイテム類は約250種類から選ばれる。このなかには、低確率で出現するほかの方法では手に入らないプレミアム級のコスチュームも含まれ、出荷品を100個獲得した段階で、自動的に付与されるとのこと。
パワーレベルは、上限が150から175に引き上げられる。また、こうパワーレベルのギアをリサイクルすることが可能に。これによって、消費されたアイテムのパワーレベルに合わせて、現在使用しているギアをアップグレードできるようになる(一部を除く)。
このほか、新レイド「不協和音」も登場。エキスパンション「ワカンダの戦い」のあと、音波技術を扱うモンスターであるクロウがヴィブラニウム・マウンドをふたたび襲い、ブラックパンサーとアベンジャーズが、ワカンダの壊滅を阻止することとなる。
なお本作においては、XPの獲得量を増やす「ヒーローカタリスト」と「断片抽出器」の有料販売を停止したことも先日発表されている。これは、コミュニティからのPay-to-Winに繋がるとの批判や、開発元Crystal Dynamicsが本作の発売前に、少額課金はコスメアイテムに限定するとしていたにもかかわらず対応を変えたことへの批判を受けての対応と思われる。また、そうしたアイテムの販売に先立って、レベル上げに必要なXPの量を増やすなどの調整をおこなっていたことも、コミュニティからの不信を招いてしまった。
『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。Xbox Game Pass向けにも提供されている。そして、スパイダーマンを使用できるPlayStationプラットフォーム限定のヒーローイベント「大いなる力」、およびパッチ2.2は12月1日配信予定だ。