『マインクラフト』最新スナップショットで、「毎晩寝ると雨が降らない現象」が改善される。鍵は天候の周期にあった
Mojangは11月4日、『マインクラフト』Java版におけるスナップショット21W44Aをリリースした。雨の周期にまつわるバグなどが修正されているようだ。
まず今回のスナップショットでは、「毎晩眠ると雨が降らなくなる」バグが修正されている。公式バグトラッカーによれば、従来の『マインクラフト』における雨や雷は、指定の値がカウントダウンにより0になることで発生するサイクルになっていた。降雨までの時間は就寝の際にリセットされ、新たにランダムな値が割り当てられる。ランダムに設定される降雨までの時間は、10分を超えるケースが多かった。同作の昼間の時間は10分となっているため、毎晩眠ると昼間に雨・雷雨と出会う可能性が非常に低かったわけだ。
今回のスナップショットでは、雨・雷雨のサイクルがリセットされるのは、降雨中に睡眠をとった場合のみに限定される。そのため、晴れの日に眠りにつくようにすれば、いつかは雨が降るように変更されているようだ。
ワールドの高度がアップグレードされるのに際し、既存のワールドのチャンクの下に新たな地形が生成されるようになった。オンラインオプションを追加し、サーバー接続中に”Realms Notifications”と”Difficulty”のオプションを確認できるように。また「サーバーリスティングを許可する」オプションを追加し、サーバーリストに自分の名前を表示しないようにオプトアウトできるようになった。
さらに、ブロックや流体は「シミュレーション距離」に影響されるようになる。シミュレーション距離とは、プレイヤーの付近で時間が流れる範囲のことで、ビデオ設定から変更可能。シミュレーション範囲外に流体などが出た場合、流れが止まるようになったようだ。今回の変更にあわせて、レッドストーンの仕掛けをセットしているプレイヤーは、動作が以前と同じであるかどうかをテストすることが勧められている。
『マインクラフト』では年内に、「洞窟と崖」アップデート第2弾が配信予定。ワールドの上下の制限が緩和され、巨大な山岳や広大な地下空間が形成されるようになる。また「Seed Parity」システムが実装され、Bedrock版とJava版におけるシード値の互換性が生まれるようになる。さらに2022年には「Wild Update」が実施予定で、自然環境がより多様に。バイオームのバリエーションが増え、ワールド内の植生も幅広く変化するという。スナップショット21W44Aのパッチノートについてはこちらを参照してほしい(英語)。