オープンワールド森暮らしゲーム『Among Trees』Steamで11月10日配信へ。正式リリースとともにSteamデビュー

 

インディースタジオFJRD Interactiveは11月4日、『Among Trees』を11月10日にSteamでリリースすると発表した。同時に、Epic Gamesストアで配信されていた早期アクセス版も正式リリースとなる。Epic Gamesストアでは1580円で販売されているので、Steam版のその程度の価格になりそうだ。


『Among Trees』は、色鮮やかな森の奥で静かに暮らすサバイバルサンドボックスゲームだ。プレイヤーは自身の小屋を拠点として、慎ましい自給自足の生活を送ることになる。方位磁針を片手に、木々の間を歩く。道すがら、こちらを見つめる牡鹿と出会ったり、青い湖面がきらめく洞窟を潜り抜けたり、遠い昔に誰かに打ち捨てられた廃墟にめぐり会ったりすることがある。

生きていくためには生活の糧が必要だ。フィールドで採取したり木々を切り倒したりするなどして、クラフトする材料を集めよう。素材を使って料理をするなどし、食料を確保しお腹を満たす。拠点についても、最初は小さな自宅も、増築を繰り返せば2階建ての素敵な屋敷にすることができる。がらんどうだった部屋にも明かりを灯して、ちょっとした鉢植えまで置いてみたら、ぐっと暮らしの香りのする空間に仕立てられるだろう。またサンルームを増築したら、日当たりのいい室内で作物を育てることが可能だ。家庭菜園ができれば、森暮らしはもっとはかどる。


一方で、森には危険が眠っている。熊など獰猛な獣が闊歩しており、危機管理も必要だ。特に夜は視界も暗く一部の獣たちが活発になるので、出歩き厳禁である。なお本作にはゲーム中から危険な要素を消してしまう「禅モード」なるものも用意されている。なお本作はマルチプレイには対応していない。あくまでシングルプレイ向けのゲームである。

『Among Trees』は、2020年6月よりEpic Gamesストアにて早期アクセス配信されてきた。1年以上の早期アクセス期間中には、さまざまなコンテンツ追加とバランス調整が実施。釣りや醸造所といったものから、キツネをお供にする要素や水分補給システムなどを導入。このたび正式リリースおよびSteamでの配信が果たされる。今後はバグの調整などはしていくようだが、すでに5年近く開発していることもあり、今回の正式リリースをもって一区切りとするとのこと。FJRD Interactiveは、次なるプロジェクトに取り掛かろうとしているようだ。

『Among Trees』は、11月10日にPC(Steam)向けに配信予定。Epic Gamesストアでも配信中である。