UbisoftのオンラインRPG『ディビジョン 2』の開発チームは10月27日、本作の現状や今後の展開について報告した。
本作の開発を担当するMassive Entertainmentは今年3月、発売から2年経った本作を引き続きサポートする考えを示し、早ければ2021年後半にメジャーアップデートを配信する計画を明らかにしていた。しかし今回の発表によると、アップデートの配信時期は2022年2月に延期したとのこと。
『ディビジョン 2』では、過去のシーズンのコンテンツを再登場させる取り組みを実施中。そのかたわらMassive Entertainmentは、Ubisoftグループのほかのスタジオと連携して、新たなコンテンツを開発しているところだという。今年3月の発表では、フランチャイズ全体で見てもまったく新しいゲームモードの追加を目指していると言及。そのゲームモードに沿って、ビルドの幅と有用性が拡がったことを体感でき、エージェントがさらに進化するための新たな道となるとしていた。
同スタジオは先の発表以降、新たなゲームモードや大規模な変更、新機能の追加プランを含む新コンテンツを、繰り返し見直しながら開発し、クオリティややりたいことに妥協せずにチャレンジしてきたという。そして、これまででもっとも野心的だとする新コンテンツは、同スタジオのビジョンとともに届ける必要があるため、当初の予定より延期して、2022年2月に配信する決断をおこなったとのこと。新シーズンの開始に合わせたタイミングになるそうで、新シーズンの内容は2022年1月に発表される。
開発チームは、この延びた期間を利用して、新コンテンツを最高のクオリティに仕上げられるよう努めるとしている。また、プレイヤーに最高のゲーム体験を届けられるように、PC版にてPTS期間を設けて、コミュニティからのフィードバックをもとに最後の仕上げをおこなう計画であることも明らかにしている。
直近の今後の展開としては、現在実施されているシーズン7が終わりを迎える12月に、イベントを開催するとのこと。プレイヤーに人気のグローバルイベントが再登場し、新たなリワードや衣料品イベントも用意されるという。詳細は今後発表される。
また、開発ブログINTELLIGENCE ANNEXを再開し、メジャーアップデートの詳細を披露するまでのあいだ、主な機能や変更についての情報を月ベースで届けるとのこと。最初のエピソードは、海外時間の今週木曜日にリリース予定。エキスパート・ゲームデザイナーのTrick Dempsey氏が、次回のアップデートの肝であるスペシャリゼーションの刷新について紹介するそうだ。
『ディビジョン』シリーズにおいては、Red Storm Entertainmentが手がける基本無料プレイの新作『Tom Clancy’s The Division: Heartland』が開発中であり、さらにモバイル向けゲームやNetflix映画、小説も制作中。シリーズの世界観をもとにした幅広い展開が予定されている。その中心となるのは、メインタイトルである『ディビジョン 2』であり、メジャーアップデートには期待するファンも多いことだろう。開発チームは今後、本作のコア体験を改善するさまざまなアップデートを提供していくと約束している。
『ディビジョン 2』は、PC/PS4/Xbox One向けに販売中だ。