音を立てたら死ぬホラー映画「クワイエット・プレイス」ゲーム化。シングルプレイ向けのストーリー志向ゲームとして開発中


Saber Interactiveは10月27日、映画「クワイエット・プレイス」を原作とするゲームを開発していることを発表した。発売時期は2022年。

「クワイエット・プレイス」は、2018年に公開されたホラー映画だ。舞台となるのは現代。宇宙から侵略を受けた世界は荒廃し、人類は滅亡の危機を迎えている。しかしそんな中で、5人家族のアボット家は生き残っていた。宇宙から侵略してきた化け物は、盲目ながら高い聴覚能力をもっており、音に鋭敏に反応する。アボット家はそうした特性を理解し、手話などを用いて“音を立てず”暮らすことで生きながらえていたのだ。同映画では、アボット一家と怪物の対峙が描かれる。「音」をテーマと演出にふんだんに盛り込んだ恐ろしいホラー映画として人気を博し、その後続編も製作されている。


ゲーム版は、映画「クワイエット・プレイス」の世界観を共有しつつ、映画では語られなかったオリジナルストーリーが描かれるという。シングルプレイ向けのストーリー志向型のゲームになるそうだ。開発を担当するのは、カナダのゲームスタジオIllogika。Behaviour InteractiveやEidos Montreal、Ubisoftといったスタジオに在籍したベテランたちが2009年に設立したゲーム会社である。ゲーム開発や技術協力、移植など幅広い分野を担当しており、『Cuphead』の開発協力や、『Lara Croft GO』などの移植、そしてオリジナルタイトルとして『Subaeria』をSteamでリリースしており、さまざまな実績がある。

Saber Interactiveといえば、「ワールド・ウォーZ」のゲーム化を成功させ、現在は「死霊のはらわた」ゲーム化に携わっている。IPモノゲームの開発や技術力に定評のあるスタジオだが、今回は外部スタジオに開発を任せ、パブリッシャーとしてプロデュースする方針のようだ。まだまだ謎が多いが、人気IPと実力派ゲームスタジオのコラボということで、続報を楽しみにしておこう。

ゲーム版『クワイエット・プレイス』は、2022年発売予定だ。