パブリッシャーのtinyBuildは10月21日、ホラーアドベンチャー『Happy’s Humble Burger Farm』を現地時間で12月3日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 4/Xbox Oneで、後方互換機能によりPlayStation 5/Xbox Series X|Sにも対応する。2022年初頭にはNintendo Switch版も発売予定だ。また本作は日本語表示に対応。価格は19.99ドルとのことで、日本円では2200円程度になるだろう。
『Happy’s Humble Burger Farm』は、とあるハンバーガーショップの夜間勤務を体験するホラーアドベンチャーゲームだ。主人公は、あるとき気が付くと記憶を失っていた。ただ一つ覚えているのは、ハンバーガー店「ハッピー・ハンブル・バーガー・ファーム」の夜勤をこなさなくてはならないということだけ。プレイヤーは訳も分からないまま、否応なしにハンバーガーショップの店員としての勤務をこなすこととなる。パティを焼いたり、フライヤーを操作したり、ドリンクを注いだりと、バーガーショップの仕事をこなしていこう。レストランではランダムなイベントも起こり、ときに火を消し、ゴミを出し、ネズミを捕まえるといった雑務もこなさなくてはならない。レストランをアップグレードすることで仕事をしやすくする要素もあるようだ。
しかし、勤務を続けるにつれ徐々に変化が。マスコットが勝手に動きだしたり、電気が突然消えたりと、怪奇現象が起こるようになっていく。そして勤務にあたって、お客さんに間違った注文を渡したり、時間をかけすぎたりすると、「反則」としてカウントされる。反則を3回犯してしまうと、ハッピー・ハンブル・バーガー・ファームのマスコットであるハッピー・ザ・ハンブル・ハイファーの怒りを買うという。ハッピーに襲われることがないよう、数々のトラブルを避けながら慎重に業務を遂行する必要があるのだ。
本作では店の外を出歩くことも可能。店舗が所在するニューエリジャンシティの街を歩くことで、ハッピー・ハンブル・バーガー・ファームのフランチャイズやオブスキュラ・ビオテック、パラゴンジェネティクスといった謎めいた企業、そしてプレイヤー自身の存在の秘密について解き明かすことができるという。街中に散らばったオーディオログやリサーチページを探すことで、自身の記憶やこの街についての謎を探ろう。このほか街ではコーヒーを買ったり、見つけたアイテムを売り払ったり、博物館や墓地を訪ねたりと、さまざまなアクティビティが可能なようだ。また、本作では作中で視聴可能な約2時間のトークラジオと60個以上のテレビ番組、ジュークボックスで聞ける楽曲など、おまけ要素もたっぷり用意されているという。
本作を手がけるのは、米国アリゾナ州に拠点をおくデベロッパーScythe Dev Team。同スタジオは、これまでにホラーゲームを多数手がけてきた。2020年には、『Happy’s Humble Burger Farm』の前作にあたる『Happy’s Humble Burger Barn』をitch.ioにてリリース。90年代風のローポリなグラフィックはそのままに、要素をボリュームアップした続編をこのたび発売するようだ。
『Happy’s Humble Burger Farm』は現地時間で12月3日、PC(Steam)/PlayStation 4/Xbox One向けに発売予定。後方互換機能で、PlayStation 5/Xbox Series X|Sにおいてもプレイ可能だ。2022年初頭にはNintendo Switch版も発売予定とのこと。日本展開の実績もあるtinyBuildのパブリッシングということで、本作コンソール版の国内販売についても期待したいところだ。