電気工事シム『Electrician Simulator』発表。コンセントをネジ一本まで分解し、家じゅうの配線をマスターせよ
Gaming FactoryおよびUltimate Gamesは10月18日、電気技師シミュレーション『Electrician Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2021年11月にリリース予定だ。
『Electrician Simulator』は、電気技師としてさまざまな現場の修理に臨むシミュレーションゲーム。子どものころから電気修理に情熱を燃やしてきた若き主人公は、両親の援助を得て独立。自営業の電気修理屋としてキャリアを開始することとなる。
修理の対象となる現場はさまざまだ。たとえば、一般的な家庭にあるコンセントの穴。現実ではめったにその中身を目にすることはないが、本作においては隅々まで分解することができる。まずはドライバーで外側のカバーを外し、ネジの一本一本まで取り出す。それからコンセントボディを露出させ、内部の配線を確認するのだ。赤・青・黄色それぞれの配線をつなぎなおしたら、取り外したパーツを元に戻して修理完了となる。
複雑な工程にも見える電気修理だが、実際の作業はミッション形式でおこなわれるようだ。「電気スイッチを直す」「コンセントを直す」といったタスクを一つ一つこなすことで、修理を完了できる手はずとなっている。また、画面上部のアイコンから、タスクが存在する場所の方角を確認することができるようだ。トレイラーを見るとかなり広い邸宅が現場となっているため、都度タスクの位置を確認しながら家じゅうの配電を修理することになるだろう。
ミッションは、オフィスのラップトップからクライアントのメールを確認することで引き受けることができる。ミッションごとに制限時間と報酬金額、獲得経験値が設定されているようだ。同時に、ラップトップの画面にはelectrifySHOPなるオンラインストアの広告が確認できる。配線検知器などのデバイスが販売されており、お金を使うことで自身の工具をアップグレードすることができるのだろう。経験値獲得によるレベルアップでどのような恩恵を得られるのかも気になるところである。また、オフィスの作業台ではクライアントから受け取ったデバイスを修理することも可能なようだ。
本作の開発を手がけるのはポーランドのデベロッパーTake IT Studio!。これまでモバイルアプリを多数リリースしているほか、VR技術での開発にも取り組んでいるようだ。『Electrician Simulator』ではそうしたスタジオの技術力がどこまで活かされているか注目したいところである。
『Electrician Simulator』は2021年11月、SteamにてPC向けに配信予定だ。