心にしみるボクセルADV『忘れないで、おとなになっても。』Steam版発表、Nintendo Switch版と共に今冬配信へ。時を超える少年のひと夏の冒険
株式会社GAGEXは10月19日、シネマティック・アドベンチャーゲーム『忘れないで、おとなになっても。』のPC(Steam)版を発表した。すでに発売が決定しているNintendo Switch版とともに、今冬に配信する。価格は未定。
『忘れないで、おとなになっても。』は、美しくも懐かしい“あの頃”の街並みを舞台に、ひと夏の不思議な冒険を体験するシネマティック・アドベンチャーゲームだ。昨年モバイル版が先行して配信され、Google Play Indie Games Festival 2020にてトップ3となり、特別賞を受賞。さらに、Google Play ベストオブ 2020で「2020:インディー部門」にも選出された作品である。
本作の主人公は、ミナトという名の少年。彼は、母と妹とともに加賀美町を訪れる。そのどこにでもあるような小さな町には、母と離婚した父親がいるはずであり、ミナトはとある目的のために、母には内緒で父を探すことに。そして彼は紆余曲折を経て、父から託された謎の手がかり「七不思議ノート」を手にいれる。
本作にてプレイヤーは、ボクセルグラフィックで表現された、1980年代の風景を思わせる町並みを探索しながら物語を進めていく。町にはレトロなアイテムが90個以上隠されており、それらを収集することも目的のひとつとなる。そして、父から託された七不思議ノートに導かれるなかでは、父と母が出会った33年前の加賀美町にも訪れる。ミナトは、自身の家族にまつわる運命を変えるために、過去の世界へと渡ることとなる。
今回発表されたSteam版とNintendo Switch版では、アプリ版のストーリー完結後の「後日談」が語られる新エピソードを収録。上述のレトロアイテムのコレクションも追加要素のひとつだ。また、Steam版は実績にも対応し、物語の進行やコレクション集めをより楽しめる工夫を施しているとのこと。
『忘れないで、おとなになっても。』のPC(Steam)/Nintendo Switch版は、今冬配信予定だ。ちなみにSteamのストアページでは、2022年1月27日配信と表示されている。