『あつまれ どうぶつの森』有料DLCのコンテンツは、NSO追加パックを“契約解除しても”なくならない。しかし群島には行けず
任天堂は10月15日、『あつまれ どうぶつの森』の今後の展開を発表した。11月5日の無料アップデートにてさまざまなコンテンツが追加される旨が告知されたほか、同日に有料DLCとして「ハッピーホームパラダイス」が発売されることも発表されている。「ハッピーホームパラダイス」はやや販売形態が特殊で、DLCとして2500円で単体発売されるほか、10月26日に開始される月額利用サービス「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入することでも楽しめる。そこで疑問が生まれる。もしDLCを購入していない状態で「Nintendo Switch Online + 追加パック」を解除すれば、自分の島はどうなってしまうのか、という疑問である。
【UPDATE 2021/10/18 17:50】
記事タイトルに「しかし群島には行けず」の文言を追記
「ハッピーホームパラダイス」では、群島にあるリゾート地へと向かい、どうぶつたちの理想の別荘づくりを手伝うことになる。どうぶつたちの好みにあうコーディネートを考えるほか、カスタマイズも幅広くなる。部屋の横幅や奥行きが変更可能になったり、壁を仕切ったり、カウンターを作ったり、天井を支える柱を作ることができるようになったり。照明や環境音もカスタマイズ可能。部屋の構造や雰囲気を、根本的にカスタマイズできるようになるわけだ。家具を含め新たなアイテムも追加される。
これらの新たな要素は、『あつまれ どうぶつの森』本編でも使用可能とのこと。自分の島でも、仕切壁やカウンター、柱などを設置できるわけだ。『どうぶつの森』シリーズとしては、過去に『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』が発売された。同作は独立したゲームとして発売されたが、「ハッピーホームパラダイス」はDLCとしてリリースされる。構造的にコンテンツが接続されている関係で、本編との連動要素も多い。
そこで気になるのが、冒頭で呈した点。もし「Nintendo Switch Online + 追加パック」を解除すれば、群島DLCから本編に持ち込んだコンテンツがどうなってしまうのか、である。一般的に、月額利用サービスはサービス退会をすることで、それらのコンテンツにはアクセスできなくなることが多い。では『あつまれ どうぶつの森』はどうなのか。この質問に、任天堂の広報が答えている。
Eurogamerは『あつまれ どうぶつの森』大型アップデートおよび「ハッピーホームパラダイス」発表に際したQ&Aセッションにて、この質問を投げかけたという。任天堂の広報が回答したところによると、「Nintendo Switch Online + 追加パック」退会後も、「ハッピーホームパラダイス」にてアンロックし本編に導入された特定のコンテンツは利用可能とのこと。つまり、自宅の島に導入した仕切り壁やカウンターなどは、同サービスを退会した後も残るというわけだ。
しかし当然ながら、「Nintendo Switch Online + 追加パック」退会後は、「ハッピーホームパラダイス」の舞台である群島へ行けなくなるそうだ。群島に行く場合には、DLCを購入するか、ふたたび「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入する必要がある。おおむね予想どおりな仕様であるが、メディアを通じて明示化されたことにより購入しやすくなるだろう。
『あつまれ どうぶつの森』有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」は、11月5日配信予定だ。