謎のアクションゲーム『Project M』の戦闘トレイラーが注目集める。黒騎士が巨大な敵を討伐する美麗映像
ゲームスタジオHOUND13が公開した、『Project M』の映像が注目を集めているようだ。10月15日にYouTubeに投稿されたトレイラーは、限定公開ながら再生回数6万回以上を記録している。同トレイラーはプロトタイプ版の戦闘を映したものだという。
映像は1分30秒ほどの長さとなっており、谷と思わしき場所を舞台に、プレイヤーの黒騎士が剣を振りまくる。大勢の人型の敵に斬撃を打ち込んでいき、各個を撃破。斬撃を受けた敵は黒い血しぶきが噴き出し、腕や上半身が千切れており、血流表現や切断表現も見どころとなりそうだ。
巨大な敵との戦闘シーンも壮観。敵が振り回す斧を避けつつ、剣で攻撃を与えていく。足を痛めた敵は四つん這いになり攻撃してくるが、黒騎士はその攻撃を受け流し反撃。最後には頭部に剣先を刺し、討伐を決めた。かなり迫力のある映像となっている。
『Project M』を開発するHOUND13は、本作をPC/コンソール向けに開発中であることを明かしている。HOUND13は韓国に拠点を置くゲームスタジオだ。『ドラゴンネスト』や『ダンジョンストライカー』といった作品を手がけたスタッフが設立した会社で(mmorpg.jp)、スマホ向けアクションRPGとして『ハンドレッドソウル』をリリース。現在も国内でサービスが展開されている。
HOUND13は今年 、東南アジアにてゲームプラットフォームなどを展開するシンガポールの会社Garenaより200億ウォン(約20億円)の出資を獲得(前出mmorpg.jp)。『ハンドレッドソウル』の世界観を共有する『Project D』と、まったく新しい世界観のダークファンタジーアクションRPG『Project M』の開発を表明。そして今回『Project M』のプロトタイプ映像が公開されたわけだ。
『ハンドレッドソウル』ではUnityを用いていたが、『Project M』ではUnreal Engine 4を採用。派手で透明感のあるエフェクトは、たしかに同エンジンを彷彿とさせる。衣装のディテールが目を引くほか、多彩なアニメーションによるダイナミックな戦闘の実現が期待できる。あくまでプロトタイプ映像なので、このゲームプレイがそのまま製品版で楽しめるとは限らないものの、期待させるトレイラーにはなっているだろう。
なお『Project M』のコンセプトアートには黒髪の女性が映し出されており、今回のトレイラーでも、兜を脱いだ黒騎士が長髪をなびかせるシーンあり。女性主人公のゲームになるのかもしれない。最近ではNexonも韓国スタジオを起用しPC/コンソール向け新作を複数開発中。同じく韓国発の次世代向けアクション『Project Eve』なども含めて、韓国にてさまざまなスタジオがPC/コンソール向けの大規模アクションゲームの開発を進めているようだ。どのような製品として世に出るのか、続報に期待したい。