任天堂は10月15日、『あつまれ どうぶつの森』向け有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」を発表した。発売日は、大型アップデート配信日と同じ11月5日。価格は税込2500円。同作は、 Nintendo Switch Online + 追加パック に加入することでも体験可能とのこと。
同作の舞台となるのは、自分の住む島から離れた、リゾート地。プレイヤーはたぬきちから誘いを受け、タクミライフの一員として、どうぶつたちの理想の別荘をつくる仕事を手伝うこととなる。事務所の近くには、さまざまな別荘に憧れるどうぶつたちがいる。リクエストに応え、好みにあったコーディネートを揃え、憧れの別荘を作り上げるのだ。タクミライフおすすめの家具も揃えられているほか、どこに何を置くかなどデザインはプレイヤー次第。庭ごとカスタマイズでき、家の位置や外観も変更可能。なんと季節や時間、天候まで変えることができる。
別荘づくりの経験を積むごとで、コーディネートの幅も広がっていく。部屋の横幅や奥行きが変更可能になったり、壁を仕切ったり、カウンターを作ったり、天井を支える柱を作ることが可能。部屋構造そのものをいじれるようになるわけだ。照明や環境音もカスタマイズ可能に。家具みがきをすることで、家具にちょっとした変化が生まれる。家の外観も内装も、設計はすべて自分次第。仕事が終われば報酬として通貨であるポキをもらうことができる。またタクミライフの事務所の売店では、自分の島では手に入らない家具の数々が売られている。ポキをためてそれらを購入し、島に持ち帰ろう。
お客からの注文が増えれば、使える家具も増えていく。やりこめばやりこむほど、設計の幅が広がるわけだ。2人の住民を同じ部屋に住まわせる、ハウスシェアの提案もできるという。そのほか、学校、レストラン、病院といった施設の設計なども可能。どうぶつたちがこれらの施設を利用している姿も確認できるとのこと。
手がけた別荘は施工事例として、タクミライフのカタログに登録される。それらは、ツクッターを通じてほかのユーザーとシェアしあえる。コーディネーターをフォローしたり、施工事例をシェアしたりすることも可能。Amiiboを使えばしずえやまめきち・つぶきちといった特定のキャラの別荘をコーディネートできる。なお仕切り壁や柱、照明、環境音や家具みがきといった要素は、『あつまれ どうぶつの森』本編の家にも適用可能だという。さらには住民にお土産を渡すことで、別荘へ連れて行くといったことも可能。経験を積むことで、島民の家のリフォームも提案できるようになるとのこと。
こうした説明からわかるように、「ハッピーホームパラダイス」はニンテンドー3DSで発売された『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』を踏襲し、発展させた内容になるようだ。ゲーム本編の追加コンテンツという構造上、本編との連動要素も強く、より進化した内容になっていると感じる。本作でデザインを楽しんでいた人にとっては、たまらないコンテンツになるだろう。『あつまれ どうぶつの森』向け有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」は、11月5日に配信予定。同日には、無料アップデートも実施される。