バンダイナムコスタジオ、インディーゲームレーベルとして「GYAAR Studio(ギャースタジオ)」を立ち上げ。クリエイター育成目指す

 

バンダイナムコスタジオは10月15日、インディーゲームレーベル「GYAAR Studio(ギャースタジオ)」を設立したことを発表した。1年に1度ゲームタイトルのリリースを予定しているとのこと。バンダイナムコスタジオ内で「勇者」として指名されたクリエイター1名がチームを組み、限られた予算と期間でゲームをリリースしていくそうだ。第一弾タイトルは、『Survival Quiz CITY(サバイバルクイズシティ)』になるようだ。


つまり、バンダイナムコスタジオ内で、ギャースタジオなるレーベルを立ち上げ、同スタジオ内の若手がゲームを作るという形式の模様。バンダイナムコスタジオは、「ワールドワイドメジャータイトルの創出」を掲げているといい、そんなタイトルを生み出すトップクリエイター育成のためにギャースタジオを立ち上げたという。

『サバイバルクイズシティ』は、インディーゲームなどを扱うパブリッシャーPhoenixxからリリース予定の、Steam向けオンラインクイズアクションゲーム。バンダイナムコスタジオが開発を手がけ、Phoenixxから発売されるという、珍しい座組となっていたが、ギャースタジオのデビュー作として開発されていたわけだ。なお「ギャースタジオ」の名称は、 『サバイバルクイズシティ』 のキャラクターであるギャー君から名付けたという。常に 『サバイバルクイズシティ』 開発時の初心と熱意を抱き続けるよう、第1弾タイトルの登場キャラクターをレーベル名称・ロゴに採用したとのこと。


大手会社の若手スタッフが社内で実験的なゲームを作る試みについて、インディーゲームレーベルという冠をつける点は、意見が分かれるかもしれない。とはいえ、バンダイナムコスタジオの若手育成の意欲が感じ取れるのは確かだろう。『サバイバルクイズシティ』が自社ではなくPhoenixxから発売されるという点も興味深い。同作を含むギャースタジオの今後の展開に注目したい。


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