軍事/政治シミュレーション『Rebel Inc: Escalation』正式リリース。『Plague Inc』スタジオが描く紛争地域の安定化オペレーション


Ndemic Creationsは10月14日、『Rebel Inc: Escalation』をSteamにてPC向けに正式リリースした。10月21日までセールが開催されており、通常価格は1680円のところ10%オフの1512円で配信中だ。
 

 
『Rebel Inc: Escalation』は『Plague Inc.』のゲームスタジオNdemic Creationsが開発する、政治/軍事シミュレーションゲーム。プレイヤーはアフガニスタンをモデルとした地域のオペレーションを任される。統治者として民間と軍事のバランスをとりながら、地域の安定化を目指す。自身の評価値を維持しつつ、地域の安定度を100%にしたらゲームに勝利だ。

舞台となる地域では戦争は終結したものの、まだ紛争状態にあり平和な状態からはほど遠い。統治者を選択して、国を安定化させることがゲームの目標だ。戦争直後のため地域のインフラは壊滅状態にある。オペレーション画面から予算の範囲で戦略を選択し、まずは道路や水道、電気のインフラを整える。農業などの産業で雇用を生み出し、労働者へ職業訓練をおこなうのだ。

ゲーム中盤以降は反乱軍も大きな問題となる。反乱軍を放置していると、マップ内の地区を占拠されてゆき、ゲームオーバーとなる。連合軍を派遣して、地区を取り返そう。しかし外国から来た連合軍は地域住民の反感を買い、プレイヤーの評価を下げる原因となる。そのため連合国軍が戦っている間に、自国軍を育てておくことも重要だ。最終的には反乱軍を弱体化させ、和平交渉のテーブルにつかせなければいけない。民間と軍事両方のバランスを取りつつ、地域の安定化を目指すのだ。
 

 
ゲームの最中にはイベントも発生する。たとえば外国人記者が反乱軍の人質にとられたら、身代金を払うかどうか選択する必要がある。また空爆を要請すると民間人に空爆の被害が出ることもある。謝罪するか、隠蔽するか選択する必要が出てくるだろう。Ndemic Creationsは現実世界の問題をリサーチし、政治家やジャーナリスト、専門家などと協力して本作を開発してきたとのことだ。

正式リリースされたバージョンでは、8つの地域がマップとして用意されている。「サフランフィールド」には穏やかな農場が広がり、「オピウムトレイル」では人々は生活のためアヘン栽培に依存している。それぞれ地理的な条件が異なるため、攻略も一筋縄ではいかないだろう。

また利用可能な統治者は8人登場する。選んだ統治者でゲームプレイや取るべき戦略も変化するはずだ。「経済学者」は1年の収入を一度に受け取ることができる。「戦車指揮官」は重戦車部隊を編成し、「密輸業者」は闇市場を利用できるようだ。

ゲームモードも複数存在する。メインとなるのは、マップを選択して攻略する1ゲーム30分ほどのシンプルなゲームモードだ。キャンペーンモードでは、大規模な戦略を複数地域で展開することになる。さらにオンラインでの対戦モード、協力プレイモード、カスタムシナリオやシナリオクリエイターモードも搭載している。また、毎週水曜日にウィークリーチャレンジが更新される予定だ。
 

 
『Rebel Inc: Escalation』はSteamにてPC向けに配信中。10月21日までセールが開催されており、価格は1680円のところ10%オフの1512円で配信中だ。またiOS/Android向けに『Rebel Inc.』が配信中だ。