デベロッパーのDuoyi Gamesは10月12日、『Gunfire Reborn(ガンファイアリボーン)』を10月18日に価格改定すると発表した。現行の1220円から2050円へと定価を引き上げるとのこと。また同作は、11月中旬に正式リリースされることが発表されている。
『Gunfire Reborn』は、RPG要素のあるFPSだ。プレイヤーは、異なるアビリティをもつケモノ型のヒーローからプレイヤーキャラクターを選択。ランダム生成されるダンジョンに潜り込み、倒した敵や宝箱から戦利品を入手する。多彩な武器、ヒーローの強化アイテム、補正効果を付与する巻物を集めながら最深部を目指すのだ。ゲームオーバーになれば、獲得した所持品を失い、ダンジョンの最初からやり直しとなる。一方、冒険の途中で集めたリソースを使うことで、永続的な効果を発揮するタレントツリーをアンロック可能。徐々にキャラクターを強化しながら、繰り返しダンジョンへ挑むこととなる。
本作は2020年5月に早期アクセス配信開始されたのち、4000~7000人程度の同時接続数をキープしていた。この時点で安定した人気を誇っていたが、8月から9月にかけてプレイヤー数が急増。コンテンツ追加アップデート、および同時開催された期間限定セールをきっかけとして口コミで広がり、同時接続数ピーク2万8000人を記録した。また本作は、今年6月にも大幅なアップデートを実施。新ヒーロー「桃」の実装をはじめ、多数のコンテンツが追加されている。このときも20%オフのセールを実施した結果、ふたたびプレイヤー層が拡大し、3万5263人という過去最大の同時接続数を記録した(Steam DB)。
現在、Steamストアではレビューが4万4000件以上寄せられており、94%が高評価の「非常に好評」とのステータスを維持している。ランダム要素によってもたらされるリプレイ性や、手軽に遊べる反面シビアな難易度などが中毒性を生み、好評を博しているようだ。
本作はゲームの開発に伴い、各コストが高騰し、従来の単価では納入が難しくなったために価格改定を実施するという。正式リリース前に値上げを実施する理由としては、Steamの制限により、正式リリース時に価格を上げると、Steamの新着ゲームに対する「ローンチ割引」キャンペーンが提供できなくなることが挙げられている。そのため、10月18日に前もって値上げしておくことで、正式リリース時にセールを実施できるようにするとのことだ。
『Gunfire Reborn』は11月中旬に正式リリース予定。価格改定は10月18日午前8時を予定しており、現行の1220円から2050円へ値上げが実施される。