Nintendo Switch『メトロイド ドレッド』が人気で、過去作の人気も再燃。シリーズを蘇らせたヒット作のパワー

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Nintendo Switch向けに10月8日に発売された『メトロイド ドレッド』。大々的に発表され、リリースされた同作は高い評価を獲得し人気を博している。その人気の熱は、過去作の売上を左右するほどのようだ。

『メトロイド ドレッド』は、『メトロイド』シリーズ最新作。任天堂と共同で開発したのはスペインのスタジオMercurySteamで、『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ』や『メトロイド サムスリターンズ』を手がけたデベロッパーだ。死滅したはずの危険寄生擬態生物Xの反応が確認されたとして、サムス・アランは惑星ZDRへと向かう。しかし、謎の鳥人族から攻撃を受けたことで、サムスの能力は喪失。惑星ZDRの地下深くにて、能力の再奪取を目指しつつ惑星の調査を進めていく。


『メトロイド ドレッド』は、横スクロール型の探索アクションとして開発されている。いわゆる“メトロイドヴァニア”ゲームとして作られているわけだ。同ジャンルの始祖作品の冠に違わぬ完成度に仕上げられていることが特徴。ゲームプレイは2Dベースながらところどころでダイナミックな3D演出が取り入れられているほか、E.M.M.I.を用いた誘導や緩急の導入、精巧に設計されたステージデザイン、絶妙な難易度設定など、探索アクションゲームとして洗練されている。レビュー集積型サイトMetacritcのメタスコアは、発売当初は88点を記録していたほか、現在は89点にまで上昇。ユーザースコアも8.7を記録しており、堂々の評価を獲得している。


売上も上々なようで、UKIE/GfKによる10月9日付けのイギリスのパッケージ版チャートでは、『メトロイド ドレッド』が3位にランクイン。『メトロイド』シリーズとしては、ゲームキューブで発売された『メトロイドプライム』に次ぐ売上本数だという。利益という点では、『メトロイド ドレッド』がシリーズ最高の出足とのこと。なお前作『メトロイド サムスリターンズ』と比較すると、3.5倍売れているそうだ(GamesIndustry.biz)。まだ公式の数字こそ出ていないものの、全世界280万本以上を販売した『メトロイドプライム』を、イギリスのパッケージのみで肉薄しているというだけでも、本作の勢いがわかる。そのほか、各国のニンテンドーeショップのランキングで同作が首位もしくは上位になっており、かなり売れていることが推察できる。

そしてその勢いは、過去作をも動かしているようだ。TwitterユーザーのShinesparkers氏によると、イギリスのWii U/ニンテンドー3DS向けeショップにて、『メトロイド』シリーズ作品が上位にあがっているという。Wii Uのeショップでは1位に『メトロイド フュージョン』、2位に『メトロイド ゼロミッション』、7位に『メトロイドプライム トリロジー』、9位に『スーパーメトロイド』がランクイン。Wii U自体が完全に旧世代ハードであり、ほかにライバルも少ないという事情はあるものの、『メトロイド』シリーズ作品群が圧倒的な存在感を見せている。なおニンテンドー3DS向けのeショップでも、『メトロイド サムスリターンズ』が2位にランクインしているようだ。


『メトロイド ドレッド』で初めてシリーズを遊んだユーザーが、過去シリーズも遊びたいと思ったのかもしれない。あるいは、既存のファンが、改めてシリーズを遊び直したいと思った可能性もありそうだ。というのも、前述のイギリスWii Uのeショップで1位に輝く『メトロイド フュージョン』は、物語時系列的には『メトロイド ドレッド』の直前の作品なのだ。最新作ではサムスは歴戦の戦士として描かれ、ストーリーもシリーズとしての核心に迫るもの。過去作とのつながりもあり、本作のストーリーが気に入れば、自然と過去作の物語が気になる構造になっている。ゲームとしてだけでなく、ストーリーとしても関連作を遊びたくなる作品なのである。

そうした意味では、近年ではやや存在感が薄かった『メトロイド』シリーズは、本作をもって完全に復活したといえるだろう。具体的にどれほど売れたのか、任天堂からの数字報告にも注目が集まる。また過去作のニーズが高まり、シリーズ作品が“現行ハード”で遊びやすくなることにも期待したい。いずれにせよ、『メトロイド』シリーズの未来は光り輝いている。

『メトロイド ドレッド』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。

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