Epic Gamesストアにて、PC版『PC Building Simulator』の期間限定無料配布が開始された。同ストアのアカウントにログイン、あるいは新規作成してゲームを入手すれば、期間終了後も保有しプレイ可能だ。配布期間は10月15日午前0時まで。定価は2050円。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『PC Building Simulator』は、自作PCをテーマとしたシミュレーターだ。厳密にいうと、PCを取り扱う業者となるシミュレーションゲームである。メールで送られてくるクライアント達からの依頼に応じ、その報酬でもって機材を購入し、受け付けられる案件の難易度を上げていく。ソフトウェアの調整やパーツの差し替えなどは、現実の作業と同様の手順で進めていき、そうしたゲーム内で修理のプロセスをこなすことで、自作PCがなんたるかを学ぶことができるわけだ。また別途、PCパーツの役割や自作の手順を事細かく説明するガイドモードも用意されている。
依頼の内容は、ウイルス除去のお願いから壊れたパーツの交換や増設、1からの組み立てとさまざま。依頼には予算や納期が設定されており、これを守らなければ信用も落ちてしまう。また、依頼解決の際に手元に無いパーツは1つ1つ注文しなければならず、届くまでに日数がかかってしまうため、納期との兼ね合いを計算しながら上手く立ち回る必要が出てくる。
PCを修理するというシンプルなゲームであるが、没入感と快適さを両立したゲームプレイが好評を呼んだ。Steamでは3万件以上の評価が寄せられ、レビューステータスは「非常に好評」。自作PCに関する作業プロセスにほどよくリアリティが持たせられているだけでなく、数多くのPCパーツメーカーとタイアップしている関係で、実在のメーカーのパーツが導入されていたり、ゲーム内でベンチマークソフトを動かしゲーム内のPCのスコアを測ることができたりと、数々のこだわりがこめられている。
本作向けにはDLCとしてさまざまアドオンが用意されており、たとえばeスポーツ事業を支える業者になるアドオンや、EVGAとタイアップしたワークショップが体験できるアドオンなど、多彩な追加コンテンツが存在。本編を気に入った人は、そうしたアドオンに目を向けてみるといいだろう。
『PC Building Simulator』は、Epic Gamesストアにて10月15日0時まで無料配布中だ。次週の無料配布枠は、往年のゾンビアクションリマスター版『Stubbs the Zombie in Rebel Without a Pulse』と『Paladins』のEpicパックが予定されている。