Electronic Artsは10月6日、『Battlefield 2042』のPS5/Xbox Series X|S向けデジタルスタンダード版についても、クロスジェネ・バンドルとすると発表した。
これまで、ゲーム内アイテムなどを同梱するGold EditionやUltimate Editionを購入した場合にのみ、クロスジェネ・バンドルとしてPS5/Xbox Series X|SとPS4/Xbox Oneの両世代のバージョンを入手できたが、通常版(ダウンロード版)にもこれが適用されるようになったということだ。ただし、対象となるのはPS5/Xbox Series X|S向けデジタルスタンダード版のみである。PS4/Xbox One版や、パッケージ版は対象外となる。
EAのリードコミュニティマネジャーAdam Freeman氏は、PS5/Xbox Series X|S本体が依然として入手困難な状況にあるとして、今回の変更の理由を語っている。現在PS4/Xbox One本体しかもっておらず、将来的にPS5/Xbox Series X|Sを購入するつもりである場合、本作をまずPS4/Xbox Oneでプレイし始め、のちに次世代機版へとアップグレードするには、より高価なGold Editionなどを購入するしかなかった。それが、通常版を1回購入するだけで可能になったわけだ。
なお、すでにPS5/Xbox Series X|S向けデジタルスタンダード版を購入している場合は、自動的にPS4/Xbox One版も入手できるよう今回の変更が適用される(同プラットフォーム内でのアップグレードのみ)。また、たとえばPS4版でのゲームの進捗は、PS5版に移行した際にも引き継がれる。このクロスプログレッションはEAアカウントを通じておこなわれるため、すべてのプラットフォームにて進捗を共有可能だ。
Freeman氏も言及したように、PS5/Xbox Series X|S本体はまだまだ入手しにくい状況にある。そんななかで、PS4/Xbox One版からPS5/Xbox Series X|S版への無料アップグレードが、より高価なバージョンに限定して提供されることには批判的な意見もある。EAは、そうした声を聞き入れて今回の対応を決定したのかもしれない。
ちなみに『Battlefield 2042』については、本日10月6日から10月9日にかけてオープンベータテストが実施される。まずは日本時間の本日16時から本作の予約購入者およびEA Play加入者向けの先行アクセスが開始し、一般ユーザーには10月8日に開放予定。ベータテストでは、4種類のスペシャリストにて、シリーズおなじみの「コンクエスト」モードを、「オービット」マップにてプレイできる予定である(関連記事)。
『Battlefield 2042』は、PC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに11月19日に発売予定だ。