Ubisoftは10月6日、FPS/TPS『ゴーストリコン』シリーズの20周年を記念したスペシャル映像を公開。このなかで、シリーズ最新作となるFPS『ゴーストリコン フロントライン(Ghost Recon Frontline)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Ubisoft Connect)/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、基本プレイ無料にて配信される。サービス開始日は未定。
『ゴーストリコン フロントライン』は、シリーズの世界観を舞台にした、基本無料プレイの戦術アクション大規模PvPシューターだ。100人以上での対戦に対応し、プレイヤーは傭兵として参戦する。ジャンルとしてはバトルロイヤルにあたるが、チームの連携や広大なマップ内に動的に生成される目標、また後述する脱出シークエンスなどによって、高い戦略性の求められるゲームであると独自性がアピールされている。
メインモードとなる「エクスペディション」では、広大かつ多様な環境を有するドレイクムーア島に降り立ち、3人チームにて島中にある情報を集めることを目指す。そして必要な数の情報を集めたら、降着場から脱出ヘリを要請し、マップから離脱できれば勝利だ。ただしヘリを要請すると、ほかの全チームに位置がバレてしまう。ヘリを奪って脱出しても勝利となるため、降着場周辺では激しい戦いが繰り広げられることだろう。
敵に倒された場合は、チームメイトによる蘇生が可能。仲間は、蘇生するプレイヤーのドッグタグを集めてRadio Stationを利用するという、ひと作業が求められるそうだ。あるいは、後述するRequisitionポイントを消費することでも蘇生できる。
傭兵のクラスは、接近戦でも倒れづらく総合的な攻撃力に秀でる「アサルト」、防衛に特化し高い耐久力を誇る「サポート」、偵察や長距離狙撃を得意とする「スカウト」の3つが最初のクローズドテスト時に用意。それぞれ専門分野や開発ルート、装備が異なるという。プレイ中には、別のクラスに切り替えることが可能とのこと。
クラス専用以外の装備は、マップ内で現地調達する。また情報を獲得したり、ノートPCをハッキングしたり、敵チームを倒したりすることでRequisitionポイントを獲得。このポイントをTAC Supportにて消費することで、装備を購入することも可能だ。オートタレットや煙幕ドローン、巨大なバリケードといった戦略支援を要請することもでき、チームの戦略性が問われることになりそうだ。
チーム内でのコミュニケーションは、ボイスチャットを通じておこなうほか、本作独自のPingシステムも用意される。Pingシステムでは、敵の位置や仲間との集合地点、インベントリ内を含むアイテム、その他プレイヤーのさまざまな意図について、少ないボタン入力で素早く効果的に伝えることができるとのこと。
本作はシーズン制を採用。バトルパスが用意され、たとえば車両の見た目を変えるスキンなどがアンロックできる。また、傭兵には成長要素があり、2種類のパッシブアビリティおよび2種類のガジェットをカスタマイズできるようになるとのこと。武器についても、プレイを重ねることでアンロックされていき、レベルアップするとアタッチメントやペイントを入手できる。このほか、ローンチ後のアップデートにて新たなクラスや装備、戦術サポートなどが追加されていく予定だ。
本作のローンチに向けては、まずPC版のクローズドテストが10月14日から欧州限定で実施される。クローズドテストでは「エクスペディション」のほかに、「コントロール」モードも収録されるという。コントロールは、2つの9人チームに分かれてエリアの支配権を争うモード。リスポーン可能で、その際には傭兵クラスを変更できるそうだ。なお、クローズドテストの対象国は今後追加されていく予定である。
『ゴーストリコン フロントライン(Ghost Recon Frontline)』は、PC(Ubisoft Connect)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、基本プレイ無料にて配信予定だ。サービス開始時期は未定。