Bethesdaの新作宇宙探索RPG『Starfield』は、『Skyrim』の2倍以上のセリフ量に。そしてそれらすべてが吹替を含む日本語にローカライズ

マイクロソフトは9月30日、「Tokyo Game Show 2021 Xbox Live Stream」にて『Starfield』を紹介。『Starfield』のセリフ量が15万行にものぼることが明らかにされた。

マイクロソフトは9月30日、「Tokyo Game Show 2021 Xbox Live Stream」を放送した。日本およびアジア市場向けにさまざまな発表がおこなわれるなかでは、Bethesda Game Studiosが開発中のRPG『Starfield』も紹介。そこでは、本作のセリフ量が15万行にものぼることが明らかにされ、海外でも注目を集めているようだ。海外メディアPC Gamerなどが報じている。
 

 
『Starfield』は、Bethesda Softworksの開発スタジオBethesda Game Studiosが手がける新作RPGだ。同スタジオは『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズを担当してきたことで知られ、『Starfield』は25年以上ぶりの新規IPとなる。ゲーム内容についてはまだ多くは明かされていないが、今から300年後の未来の世界を舞台に、プレイヤーは宇宙探索チームの一員として大きな謎に迫ることになるという。

今回の放送では、Bethesda Game Studiosの代表Todd Howards氏がビデオ出演。本作について日本語ローカライズをおこなうとし、さらに日本語吹き替え対応についても正式に認めた。また、『Starfield』のローカライズは同スタジオにとって過去最大規模の翻訳になるそうだ。セリフ量としては15万行以上あり、300名以上の声優が携わっているとのこと。『The Elder Scrolls V: Skyrim』では6万行だったとされているため、同作の2倍以上にのぼる。また、11万1000行のセリフがあった『Fallout 4』をも上回る。本作はBethesdaが手がけてきたRPGの中でも、随一の規模と密度を誇る作品となりそうだ。

『Starfield』は、2022年11月11日にPC/Xbox Series X|S向けに発売予定。サブスクリプションサービスXbox Game Pass向けにも、ローンチと同時に提供される。
 

 
なお余談であるが、今回のマイクロソフトの放送では、Bethesda傘下のArkane Austinが開発中のオープンワールド協力型FPS『Redfall』も登場。同作もまた日本語をサポートし、日本人声優によるフルボイスに対応することが明らかにされている。『Redfall』は、2022年夏にPC/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。Xbox Game Pass向けにも提供される。

Bethesda Softworksは、近年の多くの作品ではもともと日本語対応している。ただ、今年からマイクロソフトの傘下に入ったことで、ローカライズへのスタンスが変化することも考えられた。今回の放送では、ファーストパーティとなったことで、むしろより積極的にフルローカライズしていく姿勢が見てとれ、ファンとしては嬉しい発表となったのではないだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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