パブリッシャーのtinyBuildは9月27日、現在Steamにて早期アクセス配信中の『Potion Craft』について、配信開始から3日間で10万本を売り上げたと発表した。本作は、niceplay gamesが開発する錬金術師シミュレーターだ。先日9月22日に配信開始している。
『Potion Craft』は、新米錬金術師となって町でポーション屋を営むシミュレーションゲームだ。お店には、魔法のポーションを求めるお客が毎日のように訪れ、特定の効果をもつポーションを要求。プレイヤーはお客の求めに応じて、さまざまな材料からポーションを調合して販売するのだ。
材料は、店の裏にある庭で採集できるほか、時折やってくる行商人から購入することも可能。お店の実験室にてそうした材料を組み合わせ、大鍋で火にかけてかき混ぜることでポーションが完成する。調合においては、錬金術マップを利用。材料の種類を変えたり、材料をすり潰したり水を加えたりと手を加えることで、異なる効果をもつポーションを作り分けられる。錬金術マップでは、どのようなポーションが出来上がるのか、その“方向性”が可視化される。
本作ではこのほか、お客との値段交渉やお店の人気レベル、錬金術師としての才能レベルやアップグレード、あるいは錬金術器の修繕やポーションの瓶のカスタマイズなどの要素も存在する。
本作は、今年9月22日にSteamにて早期アクセス配信を開始。それからSteamの全世界売上上位ランキングに3日連続で1位に輝いていたが、この間に10万本を売り上げたということのようだ。ユーザーレビューでは、本稿執筆時点で、92%が好評とする「非常に好評」と高い評価を得ている。バランス調整不足を指摘する意見は多いものの、ユニークな調合作業のシステムや奥深さ、また独特のビジュアルスタイルで描かれるそうした作業の楽しさが好評のようだ。また、当初より日本語表示に対応している点は、日本人プレイヤーにとっては嬉しいポイントだろう。
本作の今後については、さらに開発を進めるなかで新たな機能やアップグレード要素、アイテムが追加されていく予定となっている。お店の人気レベルによって訪れるお客が変化したり、求めるポーションに条件が加えられたり、あるいは材料が採れる庭の管理やアップグレード要素を導入したりといったことも予定されているようだ。また、先日9月25日にはQoL要素の改善やバグ修正をおこなうパッチが配信されている。
『Potion Craft』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。正式リリース時期は未定である。