『Push Your Family』Steamにて早期アクセス配信開始。ちょっと変わった家族による物理演算パーティゲーム

デベロッパーのMeteor Mugは9月22日、パーティゲーム『Push Your Family』の早期アクセス配信を開始した。『Push Your Family』はフニャフニャとした物理演算が特徴のパーティアクションゲーム。

デベロッパーのMeteor Mugは9月22日、パーティゲーム『Push Your Family』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。最大4人でのオンラインプレイ、もしくはローカルマルチプレイを楽しむことができる。コントローラ―による操作もフルサポート。早期アクセス版では現在、基本となるバトルモードとQuarantineモードの2種類のゲームモードをプレイ可能だ。
 

 
本作はフニャフニャとした物理演算が特徴のパーティアクションゲーム。操作は移動・ジャンプ・プッシュの3つ(他プレイヤーへの挑発を含めると4つ)と非常にシンプルだ。おもに、他プレイヤーを「押す」プッシュを駆使し戦う。この操作は、入力こそ単純ながら挙動に少しクセがある。本作では他プレイヤーを押す際、押される側の体の向きによって挙動が異なる。背中から押すと、動く距離とスタン時間が長くなる仕様となっているのだ。動く距離は倍以上長くなるため、吹き飛ぶ、という表現の方が正しいかもしれない。「いかにして背後をとる/守るか」が、押す側、押される側の両者が戦略として利用できるわけだ。
 

 
早期アクセス版では現在、基本となるバトルモードとQuarantineモードの2種類のゲームモードをプレイ可能だ。バトルモードではさまざまなステージで最後まで生き残ることを競う、純粋な押し合いが楽しめる。水に落とす、ペンギンに襲われる、ジェットコースターに轢かれるなど、マップには多彩な危険が存在しており、こういった危険地帯に他プレイヤーを陥れる事で勝利を目指す。

しかし当然、人を呪わば穴二つ。他プレイヤーを倒すためには自身も脱落のリスクを背負わなければならない。プレイヤー同士での押し合いとフニャフニャとした物理演算があわさり、キャラクターは思わぬ挙動を見せることもある。ユニークな世界で起こる予測不能な動きは、本作における醍醐味と言えるだろう。
 

 
Quarantineモードは、上述のバトルモードとはまた主旨が異なる。「Quarantine」とは日本語で「検疫」という意味で、主に空港や湾港において出入りする動物や植物、食品等が病原体や有害物質に汚染されていないかを確認することを指す。『Push Your Family』においてはプレイヤーが検疫対象。自身についた病原体を排除し、いち早く検疫を通過し脱出する事を競うモードとなっている。

バトルモードとは異なり、マップはすべて室内となっており、各マップには必ず脱出するための「出口」と病原体を落とすための「ゲート」が1つずつ存在する。全プレイヤーは病原体を保持した状態から始まるため、ゲートを通過した上で出口を目指す必要がある。これだけ聞くととても簡単な話だが、そう単純にはいかない。病原体をもつプレイヤーともたないプレイヤーが接触すると、両プレイヤーが病原体を罹患してしまうのだ。つまり、ゲートを先に通過したプレイヤーの帰路には、それを阻止するべく動くプレイヤーが立ちはだかる。マップには一歩通行のドアや出口付近の監視カメラなど、一筋縄ではいかない地形やギミックがあるため、脱出ルートをしっかり考える必要があるわけだ。
 

 
なお開発元のMeteor Mugは、『Push Your Family』の早期アクセス配信に際して、同作のロードマップを公開している。今後のアップデートではキャラクターのコスメティックや新ゲームモード、新マップ、協力プレイ可能なキャンペーンモードなどの追加が予定されているそうだ。
 

 
『Push Your Family』はSteamにてPC向けに、早期アクセス配信中。9月30日までは20%オフの1216円で購入可能だ。ドタバタなパーティゲームを、友達や家族とぜひ遊んでみてはいかがだろうか。

Jun Uchiyama
Jun Uchiyama

野菜は苦手ですがゲームは好き嫌いしません。AUTOMATONでは主にDbDを担当します。

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