『ベヨネッタ3』ゲームプレイ映像初公開、2022年発売へ。東京・渋谷を舞台に麗しきベヨネッタ参上


任天堂は9月24日、『ベヨネッタ3』を2022年に発売することを発表した。あわせて、本作初となるゲームプレイ映像が公開されている。2017年12月の発表以来、久しぶりの続報公開となる。 
 

 
『ベヨネッタ3』は、プラチナゲームズが開発を手がけるクライマックスアクションゲームだ。プレイヤーはメガネの似合う蠱惑の女性ベヨネッタとなり、迫り来る敵を倒していく。今回の映像では、荒廃した東京・渋谷のスクランブル交差点が映し出されている。自衛隊が、禍々しい異形の敵と交戦している。人類が苦戦を強いられるなか、ベヨネッタが満を持して見参する。 

続くゲームプレイ画面では、ベヨネッタの繰り出す爽快なアクションが垣間見られる。敵の動きを遅くして一気に攻撃を叩きこむ「ウィッチタイム」は健在。舞台としてはスクランブル交差点のほか、日本の電車内にてバトルが繰り広げられる場面もあるようだ。蝶のようなコスチュームに身を転じてラッシュを繰り出す姿も見られる。映像の後半では、召喚魔獣を使役しての戦いが展開。ベヨネッタの華麗なダンスとともに呼び出された魔獣たちが、怪獣バトルさながらの迫力ある戦いを見せている。本作では召喚した大魔獣と融合して強大な魔力を振るう「デーモンマスカレイド」、大魔獣を思うがままに操作して敵を駆逐する「デーモンスレイブ」など、新たなアクションも満載だという。 

なおトレイラーには、Nintendo Switch向けに発売されたプラチナゲームズ開発の『アストラルチェイン』のラッピーが登場。同作の続編を思わせるちょっとしたお遊びも用意されており、同作のディレクターの田浦貴久氏も反応している。ビジュアル面でも『アストラルチェイン』を思わせるレンダリングが見られ、同作の開発のノウハウが『ベヨネッタ3』にも取り入れられているのだろう。 
 

 
本作の開発スタッフも一部公開された。ディレクターは宮田祐輔氏、プロデューサーは中尾裕治氏が担当。エグゼクティブディレクターは神谷英樹氏、エグゼクティブプロデューサーは稲葉敦志氏が務める。 

今回の発表に際して神谷氏もコメントを寄せた。2017年の初報以来、「『ベヨネッタ3』を早く見せたい!」という思いを胸に抱き、開発を続けてきたという。今回、4年間の成果をようやく公開できたことで、制作チーム一同でより一層制作に集中できるだろうとしている。またディレクターの宮田氏もコメントを発表。初めて『ベヨネッタ』シリーズの開発に携わるうえで、シリーズ再プレイや関連書籍の熟読、神谷氏との徹底的な議論を重ね、作品作りに打ち込んできたそうだ。ベヨネッタをはじめとする登場人物たちの魅力を生かし、キャラクターを操る気持ち良いアクションゲームの遺伝子を活かしたという『ベヨネッタ3』。 “開発者の視点”と“いちファンとしての視点”の両方から開発に臨むとしている。 
 

 
『ベヨネッタ3』は、Nintendo Switch向けに2022年リリース予定だ。