ホラーローグライト『Source of Madness』Steamにて9月22日に早期アクセス配信へ。「AIで描かれた姿の敵」が待つ狂気世界へ
デベロッパーのCarry Castleは9月17日、ローグライト・アクションゲーム『Source of Madness』のSteamでの早期アクセス配信を、9月22日から開始すると発表した。販売はThunderful Publishingが担当する。
『Source of Madness』は、「クトゥルフ神話」で知られるH.P.ラヴクラフト作品から影響を受ける、ローグライク要素のある横スクロール・アクションゲームだ。舞台となるのは、魔法やモンスターが存在する、宇宙的な存在によって支配されたLoam Landsと呼ばれる世界。人々が知識の塔に避難しているなか、主人公の侍者は、この世界と狂気の塔の秘密を探るべく冒険に出る。
本作は、ステージおよび敵モンスターのデザインについて、ニューラルネットワークによるAIと自動生成を利用していることが特徴だ。あらかじめ用意された手描きアセットとも組み合わせ、ダークで禍々しい独特の世界観を生み出している。また、モンスターのアニメーションについても機械学習を利用。プレイするたびに変化し続ける、ローグライトゲームとしての表現に活用している。
ステージを探索するなかでは、なんとも形容しがたい異形のモンスターが多数登場し、プレイヤーを襲う。本作はクラスに基づく魔法を主体とするバトルシステムとなっており、指輪を装備することで使用可能。炎を放ったり、敵をスタンさせる稲妻を落としたりなど、近距離・遠距離に活躍する魔法がさまざま用意され、新たな指輪は道中で入手可能。敵の種類やプレイスタイルに合わせて付け替えていくことになるだろう。そして、倒した敵から入手するアイテムなどによって、スキルツリーにて恒久的なアップグレードも可能だ。
早期アクセス開始時点では、本作の第1章にあたるエリアがプレイ可能。モンスターやステージの自動生成システムや、複数のステージ環境、スキルツリー、GeneralistおよびPyromancerクラスが実装された状態にある。また、ボスが1種類と、第1章のラスボスも収録される。正式リリースまでは半年程度が想定されており、この間にコミュニティからのフィードバックを受けながら、魔法やクラスなどさらなるコンテンツの追加や、ゲームメカニクスの調整などをおこなっていくとのこと。また、残り2章分のストーリーと5つのステージ環境も追加していく計画だそうだ。
『Source of Madness』は、PC(Steam)にて9月22日に早期アクセス配信予定。本作はNintendo Switch版も発表されており、おそらくPC版の正式リリースに合わせて配信されることになるだろう。