異星オープンワールドアクション『Outcast 2: A New Beginning』発表、日本語対応。22年ぶりのシリーズ新作
パブリッシャーのTHQ Nordicは9月18日、オープンワールド・アクションアドベンチャーゲーム『Outcast 2: A New Beginning』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 5/Xbox Series X|S。発売日は未定だが、「Coming soon」と案内されているため、そう遠くない時期に発売されるかもしれない。
本作は、1999年に発売された『Outcast』の続編だ。前作は、アクションアドベンチャージャンルとして3Dオープンワールドを採用した最初期の作品であり、当時数々の賞を受賞。カルト的名作として知られ、2017年にはリメイク版『Outcast – Second Contact』もリリースされている。本作の開発は、前作および同リメイク版を手がけたAppeal Studiosが担当している。
『Outcast 2: A New Beginning』の主人公は、前作に引き続きCutter Sladeだ。全能の力をもつYodによって蘇った。ただ本作での肩書きは、特殊部隊ネイビーシールズの“元”隊員とされている。前作にてCutterは、地球滅亡の危機を救うために惑星Adelphaに派遣されたが、本作ではこの異星を守ることが目的になるという。
惑星Adelphaにはさまざまな生物が暮らしており、知的生命体のTalanと呼ばれる種族が守護者の役目を務めている。そして平和な時を過ごしていたなか、あるとき侵略者の脅威に直面し、CutterはTalan族とともに戦うこととなる。その侵略者は、ロボットやドローンなど機械の軍勢だ。映像では、ロボットたちは惑星に拠点を築きつつあり、また植物から資源を吸い取っているような様子もうかがえる。ロボット勢力が侵略してきた背景には、Cutterの過去と何らかの関係があるという。
本作にてプレイヤーは、ジェットパックでのジャンプやエアダッシュ、グライドなどでオープンワールドの惑星Adelphaを飛び回り、敵と戦うことになる。映像では、自然豊かな森や遺跡、神殿のような場所、あるいは海上や樹上に現地住民が集落を作っている様子などが確認できる。かなり広大なマップとなることが期待される。
主人公のCutterはジェットパック以外に、武器として銃を装備しているほか、腕には特殊なアイテムを装着している。この腕のアイテムは、盾を展開して敵の攻撃を防いだり、近接攻撃を繰り出したり、あるいは上空から叩きつける範囲攻撃をしたりと、複数の能力が備わっていることが映像からうかがえる。
本作には武器カスタマイズ要素があり、多種多様なモジュールを組み合わせて独自の武器を作成可能とのこと。腕の装備の変化も、そうしたシステムによるものかもしれない。このほか、自然の力で敵を倒す古代のTalan族の能力を得る要素も存在するという。Cutterは彼らに手を貸し、村を解放するなど、密接な関係を築いていくことになるようだ。ゲームプレイの詳細は今後明らかになっていくことだろう。
『Outcast 2: A New Beginning』は、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。発売時期は未定である。なお、Steamのストアページによると、本作は日本語音声・字幕に対応するとのことだ。