『Apex Legends』にて、ワットソンが予期せぬ弱体化を受けてしまったようだ。同作では今月15日より、コレクションイベント「エボリューション」が開催中。ランパートの町乗っ取りイベントが発生しているほか、複数のレジェンドや武器の調整が実施された。ランパート強化、オクタン弱体化などが話題を集めるなか、パッチノートに記載がない変化も発生していることが分かっている。それはワットソンのUltについてだ。
ワットソンのアルティメットアビリティ「インターセプターパイロン」は、パイロンを設置し、外部からの投擲物を迎撃して防ぐという技。グレネードをはじめとした投げもののほか、コースティックのNoxガスグレネードやホライゾンのブラックホールなど、ほかレジェンドのアビリティにより投げ込まれた対象も撃ち落とすことができる。籠城型レジェンドであるワットソンの性質に沿った、防衛特化のアビリティだ。
ところが「エボリューション」のパッチ配信以降、このインターセプターパイロンに異変が起きているという。下記のツイートは、最新の環境におけるワットソンのUltの仕様を確認するもの。動画で分かるように、現在のインターセプターパイロンは投擲物を適切に迎撃することができないようなのだ。一定の半径より内側から投げ込まれたグレネードなどは、多くの場合無力化されないことが分かっている。
本件についてはパッチノートに記載されていなかった変更であることから、一部ユーザーから「サイレント弱体化ではないか」との疑念が挙がっていた。しかし9月16日、Respawn Entertainment開発者より上記ツイートへの反応が投稿。同現象についてチームに共有し、調査するとのコメントがあった。この発言を鑑みるに、現在生じているインターセプターパイロンの挙動は意図しない不具合である可能性が高そうだ。
ちなみにワットソンのUltについては、もう一つある変化が報告されている。もともとインターセプターパイロンの仕様には、効果範囲の内側から外側へと投げたグレネードは撃ち落とさないという性質がある。ところが、先述のツイート投稿者によると、アップデート前にはパイロンの効果範囲ギリギリから外へ向かって投げた場合、グレネードが撃ち落とされてしまう仕様が確認されていたという。一方「エボリューション」最新パッチ以降は同じ現象が確認されておらず、効果範囲の端からグレネードを投げても撃ち落とされることはないとのこと。
ワットソンのUltの挙動が不具合かどうか、そして不具合である場合いつ修正されるかは現状不明だ。コレクションイベント「エボリューション」は9月29日までの開催を予定している。