『テイルズ オブ アライズ』世界累計出荷本数100万本突破。シリーズ最速の出足に
バンダイナムコエンターテインメントは9月16日、『テイルズ オブ アライズ』が発売初週で世界累計出荷本数100万本を突破したことを発表した。あわせて、『テイルズ オブ』シリーズの世界累計出荷本数が2500万本を突破しているという。
『テイルズ オブ アライズ』はバンダイナムコエンターテインメントのRPG『テイルズ オブ』シリーズの最新作だ。舞台となるのは、敵対するふたつの姉妹惑星ダナとレナ。痛みと記憶を失くした鉄仮面の青年アルフェンと、同族から追われる少女シオンのふたりを中心に物語が展開される。グラフィックエンジンにUnreal Engine 4を採用し、アニメ調の雰囲気を残しながらもリアリスティックに進化した水彩画調のビジュアルで広大なフィールドが描かれる。戦闘面では、従来シリーズからさらに進化した、ハイスピードでダイナミックなアクションが体験できる。
本作はシリーズ初となる新作世界同時発売を実現した作品だ。その好調ぶりは発売前から伝えられており、予約受付開始時からSteamでの全世界売上ランキングに登場。発売後には発Steamにおけるピーク同時接続者数が約6万を記録し、過去にSteam進出した『テイルズ オブ』作品のピーク接続者数すべて足した数字を上回る結果を叩き出した(関連記事)。Steamユーザーレビューでの評価も堅調で、爽快な戦闘やキャラのかけあいといったシリーズの魅力はそのままに、重厚で壮大な物語が展開されるほか、システムやUI面などの配慮が行き届いている点が評価されている。発売初週の100万本という世界累計出荷本数突破は、シリーズ史上最速だという。
今回の発表では『テイルズ オブ アライズ』の売上本数とあわせて、『テイルズ オブ』シリーズの世界累計出荷本数が2500万本を突破したことも発表された。これにともないTwitterでは、『テイルズ オブ』シリーズ他作品の売上本数も公開。『テイルズ オブ ベルセリア』が売上本数200万本を突破したほか、『テイルズ オブ ヴェスペリア リマスター』の売上は150万本を突破。『テイルズ オブ ヴェスペリア』Xbox 360/PS3向けオリジナル版との合算では288万本の売上を記録しているとのこと。
『テイルズ オブ アライズ』ゲームプロデューサーを務める富澤祐介氏は過去のインタビューで目標として「海外プレイヤーの増進」および「若年層プレイヤーの獲得」を掲げていたが、今回のヒットでその目標は達成されたと見ていいかもしれない。今後はスマートフォン向けゲームアプリ最新作『テイルズ オブ ルミナリア』の配信も控えており、『テイルズ オブ』シリーズの世界へ向けた展開は今後も拡大していきそうだ。