暴力アクションゲーム『MADNESS: Project Nexus』現地時間9月29日リリースへ。老舗FLASHサイトの人気ゲームが7年の時を経て生まれ変わる


デベロッパーのGIBBING TREEは9月13日、アクションゲーム『MADNESS: Project Nexus』を現地時間で9月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC/Mac/Linux(Steam)。
 

 
『MADNESS: Project Nexus』は、CGアニメーション作品「Madness Combat」を題材としたアクションゲームだ。舞台となるのは、ネバダ州のどこか。二頭身のシンプルなキャラクターが、血風吹き荒れる死闘を繰り広げる作品である。プレイヤーはさまざまな部屋やステージを移動しながら、押し寄せる大量の敵と戦うこととなる。武器の種類としては200種類以上が用意されているという。ときには、敵がドロップした武器を拾って使用することも可能。アサルトライフルや拳銃、金属バットなどさまざまな得物を持ち替えながら、敵をなぎ倒していくのだ。

アリーナモードと呼ばれるゲームモードでは、無限に続くウェーブ形式のバトルに挑むことが可能。プレイヤーは操作キャラクターを好みにクリエイトすることができる。外見をカスタマイズできるほか、スキルの獲得を通じて独自のスタイルを組み上げることができるようだ。ウェーブを乗り切ると、キャッシュや経験値を入手することが可能。手に入れたお金を使って、新たな武器や防具をストアで購入することもできる。頭部防御力や胴体防御力が分かれて設定されているなど、装備品による細かな能力変化を把握する必要がありそうだ。
 

 
本作にはストーリーモードも存在。「Madness Combat」シリーズのキャラクターとなって、プロジェクト・ネクサスなる計画の謎に迫ることとなるようだ。キャラクターごとの特別な能力もあるようで、たとえば超能力を操るクリストフ(ジーザス)はサイコキネシスで敵を叩きつけることができる模様。ステージは20以上のミッションから構成されているとのこと。ときにはプレイヤーの3倍はあろうかという巨人とのバトルも展開されるなど、油断できない連戦が繰り広げられる。

『MADNESS: Project Nexus』はもともと、2012年に海外老舗FLASH投稿サイトNewgroundsに投稿されたゲーム『Madness: Project Nexus (Classic)』を原型としている。オリジナル版は2Dで描かれたFLASHゲームだったが、同作は2000万以上のビュー数を誇り人気を確立した。その後開発者のKrinkels氏とThe-Swain氏が開発エンジンをUnityに移し、2014年から制作をスタート。Kickstarterにて6万4000ドル(約704万円)以上の支援を集めるなど、期待を寄せられていた。その後開発は長引いたものの、7年もの時間を経てようやくお目見えすることとなるようだ。
 

 
『MADNESS: Project Nexus』は9月29日、SteamにてPC/Mac/Linux向けに配信予定。