デベロッパーのACME Gamestudioは9月13日、アクションRPG『Asterigos』を正式発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/PlayStation 5で、2022年春下旬に配信予定。
『Asterigos』は、ハイファンタジー世界を舞台にするアクションRPGだ。主人公は、Northwindと呼ばれる軍の兵士であるHilda。彼女は、行方不明となっている父親を探して、神話上の呪われた街Aphesに足を踏み入れる。そして、この街が形作られていく歴史やその後の盛衰を知るなかで、王国全体の運命に影響を与える、難しい選択に直面することになるという。
Aphesの街は、都市中心部と郊外がシームレスに繋がって構成されており、自由に探索可能。遺跡のような場所から、自然豊かな森、暗いダンジョンのようなエリアなど、さまざまな環境が存在するようだ。そして、この世界には呪われた魔物が存在し、王国を破壊している。プレイヤーは、複数登場する武器を使い分けて戦うこととなる。
主人公Hildaの武器には、攻守のバランスが良い剣と盾や、素早い攻撃を特徴とするダガー、パリィからのカウンター攻撃が強力な槍、重い一撃を振り下ろすハンマー、魔法のような遠距離攻撃を放つ杖、そして打撃攻撃のほか魔法を地雷のように設置できるブレスレットがある。
公開されたトレイラーでは、それぞれの武器には特別なアビリティが備わっていることがうかがえる。たとえば、ダガーでは光の鎖のようなものを敵に繋ぎ、グイッと引き寄せて攻撃している。プレイヤーはプレイスタイルや敵の特徴に合わせて、こうした武器を使い分けていくことになるのだろう。盾と剣で先制攻撃し、ブレスレットに切り替えて追撃しているシーンもみられる。
映像ではさらに、ボスらしき敵とのバトルも紹介。ミノタウロスのような姿をした敵は、周囲の壁を駆け上ってから一気に剣を振り下ろしており、またほかのボスも、巨大な身体をしていながらかなり素早い動きである。プレイヤーのスキルが試される、歯ごたえあるバトルとなりそうだ。
ハイスピードなアクションと美麗なビジュアルは、本作の大きな魅力となっている。本作は、AMDのFidelityFX Super Resolutionを採用するそうで、開発元によるとビジュアルクオリティを高く保ったまま、高フレームレートを実現できているとのこと。ちなみにこの技術は、PCだけでなくPS5でも利用可能である。
『Asterigos』は、PC/PS4/PS5向けに2022年春下旬に配信予定。一部メディアの情報によると、PS5版のみ2022年秋になる可能性もある模様である。なお開発元ACME Gamestudioは、今年の東京ゲームショウへの出展を予定している。本作についてのビジネスの協力の機会を求めているそうで、ことが上手く運べば日本語版やコンソール版の日本での発売にも期待できるかもしれない。