PS4/PS5『God of War Ragnarök』ゲームプレイ映像初披露。新たな敵や進化したバトルシステムなどの情報も公開


ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月10日、PlayStation 4/PlayStation 5向け『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズ最新作の正式タイトル『God of War Ragnarök』を発表し、ゲームプレイ映像を初公開した。


『God of War Ragnarök』は、2018年発売の前作から数年後の世界を舞台にする続編だ。フィンブルの冬の凍てつく風が吹き荒れ、ラグナロクの到来が近づいていることをうかがわせる過酷な環境にて、主人公クレイトスとその息子アトレウスはさらなる冒険に赴こととなる。

前作では、クレイトスとアトレウスが父子の信頼関係を築く様子が描かれたが、その物語の展開によって、ふたりの関係は複雑なものとなっている。クレイトスは過去の過ちを背負いながら、神々との戦いから得た教訓をアトレウスに伝え、また息子の安全を願っている。一方のアトレウスは、自らは何者であるかを知りたいと考えている。本作にてふたりは、どのような道を歩むのかを共に決定することを迫られ、ラグナロクが迫るなか、彼らの選択が九界のすべての人々の運命を決定づけることになるという。

本作では、九界のすべての領域を訪れることができるそうだ。前作では到達できなかったヴァナヘイムやスヴァルトアールヴヘイム、アスガルドが登場し、さらに前作に存在したロケーションにも新たなエリアが用意される。植物生い茂るジャングルから、複雑に入り組んだ鉱山まで、さまざまな環境として表現されるとのこと。


今回公開されたトレイラーでは、前作では協力者だったフレイヤが、クレイトスたちを襲う場面が確認できる。前作での出来事によって息子を失ったフレイヤは、本作ではその復讐に燃える敵として登場するという。また、彼女は魔法を使う存在というだけでなく、あらゆる武器を扱う強力な戦士としても描かれるそうだ。

新たな敵キャラクターとしてはほかにトールも存在する。父オーディンの命により巨人をほぼ殲滅したトールは、九界で最大の虐殺者と呼ばれている。本作では、息子と異母兄弟を失った怒りをクレイトスとアトレウスに向けることになるという。映像のなかでは、稲妻が走るミョルニルを携える様子が垣間みえる。


本作のバトルについて、開発元Santa Monica Studioは前作から学んだことを活かしながら、新鮮さを感じられるかたちで改善させているという。そのひとつとしては、プレイヤーの選択肢を増やすことが挙げられており、アトレウスと協力して戦う機会が数多く用意されるそうだ。

またトレイラーでは、クレイトスはリヴァイアサンや守護者の盾などのほかに、鎖で繋がれた武器を振るう場面もみられる。本作では、過去の作品から再登場する武器が存在するようだ。アトレウスに関しても、新たなルーンアタックが用意される。このほか、敵キャラクターも新たな種類が登場し、小規模な戦いからボス戦まで、あらゆるバトルが記憶に残るものになるよう開発しているとのことである。

『God of War Ragnarök』は、PS4/PS5向けに2022年発売予定だ。