PS4/PS5『グランツーリスモ7』2022年3月4日に発売決定。システムからボリュームまであらゆる面で大きく進化した、GTシリーズの集大成に

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月10日、『グランツーリスモ7』を2022年3月4日に発売すると発表した。シリーズの集大成として、ゲームシステムやゲームボリュームなど、あらゆる面で大きな進化を遂げる。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月10日、『グランツーリスモ7』を2022年3月4日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 5およびPlayStation 4。

開発元のポリフォニー・デジタルは本作について、長きにわたるシリーズのファンだけでなく、クルマをよく知らない初心者の方にも、過去150年もの自動車の文化とレースの文化のすべてを伝えられるデザインにするとコメント。またシリーズの集大成として、ゲームシステムやゲームボリュームなど、あらゆる面で大きな進化を遂げるとしている。

『グランツーリスモ7』では、シリーズの伝統ともいえる「GTモード」が「キャンペーンモード」として収録。プレイヤーはGTワールドのマップを通じて、世界中のサーキットに赴くなど、さまざまなゲーム体験を得ることになる。

また、ゲーム序盤のナビゲートには新たに「GTカフェ」が登場。プレイヤーは、そこで依頼される“文化的な意味を持つカーコレクション”を、レースに出場してプレゼントカーとして獲得したり、ブランドセントラルや中古車ディーラーで購入したりしながらコンプリートしていく。本作は、これまでのシリーズ作以上に“カー・コレクション・ゲーム”としてデザインされているそうだ。


車のチューニングについて、本作ではエンジンにとどまらず、サスペンションやトランスミッションのギヤ比、ブレーキ、タイヤなど、さまざまなパーツの交換と調整を重ねて、自分好みに仕上げることが可能だという。また、カスタムやメンテナンスを請け負う「GTオート」も復活。ホイールの交換や、クルマのワイドボディ化、ロールケージやエアロパーツの装着などのドレスアップが楽しめるほか、エンジンオイルの交換や、洗車もここでおこなえる。

「リバリーエディター」では、車のカラーリングやステッカーなどのリバリーを自在に変更・編集可能。従来作からユーザーインターフェースを改良し、実用性とアクセシビリティが向上しているとのことだ。


収録サーキットについて、トライアルマウンテンやハイスピードリンクといった、シリーズを象徴するサーキットが本作にて復活する。よりディテールに富んだリッチなコースに生まれ変わっており、さらに時代に合わせてレイアウトの一部に手が加えられているそうだ。ほかにも、ニュルブルクリンクやサルトサーキットなど実在のサーキットももちろん収録される。

本作では、より自然でリアルな時間変化および天候変化を実現するという。NASAの学術データベースをはじめとする膨大な気象観測データを手がかりに、本作独自の方法で、大気中のエアロゾル粒子の粒径分布や濃度分布の空間的・時間的な状態の再現を、地球規模のスケールで実施。時間や天候に対するリアルで複雑な空模様、および光の変化を表現するとのこと。

そして「スケープス」では、43カ国2500ロケーションを超える撮影スポットで、お気に入りの車の写真を撮影できる。HDR技術とレイトレーシングを用いて、フォトリアリスティックな撮影が可能となっており、高度なエフェクトや流し撮りも自由自在。撮影した写真は、ほかのプレイヤーと共有可能である。


このほか、PS5版ではDualSenseのアダプティブトリガーによって、車種ごとのブレーキペダルやアクセルペダル、ABS作動時の振動やペダルフィールを体感可能。ハプティックフィードバックでは、タイヤが道路に接地する感覚や、路面の小さな隆起の感触を体験できるという。また、Tempest 3Dオーディオ技術をサポートする。

グランツーリスモ7』は、PS5/PS4向けに2022年3月4日に発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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