『Call of Duty: Vanguard』マルチプレイモードの概要公開。9月11日からはPS4/PS5版先行でベータテストが開始
Activisionは9月8日、『Call of Duty: Vanguard』のベータテストの詳細と、本作のマルチプレイの情報を公開した。ベータテストは2回に分けて実施予定で、スケジュールは以下のとおり。
・9月11日〜14日:PS4/PS5版予約購入者向け早期アクセス
・9月17日〜21日:PS4/PS5本体所有者向けオープンベータテスト
・9月17日〜18日:PC/Xbox One/Xbox Series X|S版予約購入者向け早期アクセス
・9月19日〜21日:全機種でのオープンベータテスト
今回のベータテストでは、先月実施されたアルファテストでプレイできた新モードChampion Hillに加え、Team Deathmatch・Domination・Kill Confirmedといった、シリーズではおなじみのゲームモードがプレイ可能。さらに、もうひとつの新モードPatrolも試すことがができる。
まずChampion Hillについておさらいしておこう。同モードでは、最大3人のスクアッドで参加し、総当たり戦のデスマッチトーナメントを戦う。マップには、Airstrip・Trainyard・Market・Courtyardという4つのアリーナが存在し、転戦しながらほかのスクアッドのライフをゼロにして脱落させていくのだ。初期ロードアウトは全員同じで、プレイによってキャッシュを集めて、ラウンド間に装備やPerk、キルストリークなどのアップグレードを購入する仕組みとなっている。
今回発表されたPatrolは、いわば移動式のHardpointモードであると表現されている。制圧すべきポイントは少しずつ移動を続けており、プレイヤーはマップ全体を巡ることになる。攻撃・防衛どちらに対してもさまざまな戦術が求められることが特徴で、たとえば制圧したポイントの前後にも人を配置して防衛するといった工夫が重要だという。
本作のマルチプレイモードについて、ローンチ時には20種類のマップが用意され、このうち4種類はChampion Hill用になるとのこと。マップのロケーションは、第二次世界大戦の西部戦線・東部戦線・太平洋・北アフリカを表現しており、バラエティに富んだものになるそうだ。
本作のマップには環境破壊要素が導入。脆い壁やドア、窓などを破壊することができ、新たなルートを切り拓いたり、射線を確保したりといったことに繋がる。試合開始直後と終盤では、マップの姿はかなり変わっていることだろう。なお、本作ではブラインドファイアや武器マウントが可能となっている。
本作のオペレーターについては、さまざまな国・文化・民族などを反映したキャラクターが登場する。日本人も存在するようだ。それぞれのキャラクターには背景となる物語が設定されており、ゲーム内で知ることができるという。オペレーターには、武器やバトルパスなどとは別に専用のXPが存在し、コスメアイテムやスキン、コーリングカードなどをアンロック可能。それぞれのオペレーターが好む武器を使うことで、獲得XPにボーナスがつくそうだ。
プレイにあたっては、Combat Pacingシステムと呼ばれる新機能を利用可能。Tactical・Assault・Blitzのいずれかを設定することで、好みの戦闘規模を選択できるという。たとえば、6対6のような少人数での対戦をしたいならTacticalを、より大人数での激しい対戦を求めるならBlitzを選ぶかたちとなる。すべてのタイプを選択し、満遍なくプレイすることも可能だ。
また、クランシステムも用意される。クランには独自のプログレッション要素が存在。さらにバトルパスにもクラン用の報酬があり、チーム全員で報酬を共有できるとのこと。このほか、武器カスタマイズのGunsmithは、より強化されて実装。武器によって最大10か所のアタッチメントスロットがあり、カスタマイズの幅が広がっている。さらに、武器には口径の違いが存在し、口径が大きいとダメージ量もアップ。環境破壊の見た目も変わってくるそうだ。
このほか本作のPC版について、ウルトラワイド&マルチモニター対応や、フレームレートの上限なし、多数のカスタム可能な設定、新グラフィック設定などが用意されることも発表されている。
『Call of Duty: Vanguard』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Battle.net)向けに11月5日発売予定。ベータテストは、9月11日〜14日と9月17日〜21日の2回に分けて、PSプラットフォーム先行で実施される。