『Alan Wake Remastered』発表、今年の秋にリリースへ。傑作サイコスリラーアクション『Alan Wake』のリマスター版


デベロッパーのRemedy Entertainmentは9月7日、『Alan Wake Remastered』を発表した。PC(Epic Gamesストア)/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、Epic Games Publishingを販売元として今年の秋に発売する。


『Alan Wake Remastered』は、サイコスリラー・アクションゲーム『Alan Wake』のリマスター版だ。主人公は、ベストセラーサスペンス作家のアラン・ウェイク。長いスランプに陥っていた彼は、休養を取るため妻アリスと共に小さな田舎町ブライトフォールズを訪れる。しかし、そこでアリスが行方不明となり、捜索に向かうアランには闇を体にまとう謎の敵が襲いかかる。本作は、闇の敵に対してはフラッシュライトなどで光を当てて、闇を剥ぎ取ってから攻撃するゲームプレイが特徴。さらに、アラン自身がまだ手をつけていないはずの新作小説の存在が謎を呼ぶ、ドラマ性の高いストーリー展開も高く評価されている。

オリジナル版である『Alan Wake』は、2010年にXbox 360向けに発売され、2012年にはグラフィックを強化したPC版がSteam向けにリリースされた。その後Remedyは、続編のプロトタイプ制作に取り組んでいたが、製品化には至らず。一方で、新作『CONTROL』のDLCにて、『Alan Wake』の世界観を組み込む試みがおこなわれている。

*2012年発売のSteam版のトレイラー


Remedyは2020年に、Epic Gamesとパブリッシング契約を結んでいる。どのタイトルについて提携したのかはこれまで伏せられていたが、少なくともひとつは、『Alan Wake Remastered』となることが今回明らかになったかたちだ。RemedyのクリエイティブディレクターSam Lake氏は、オリジナル版をリリースしてからこれまで、本作を愛するファンからの声が届いていたと振り返り、そうした支援のおかげでリマスター版が実現したと述べている。

リマスター版の詳細は今後発表されるが、アランのキャラクターモデルからカットシーンまで、次世代向けにビジュアルを強化するという。一方で、オリジナル版でのゲーム体験は変更しないとのこと。オリジナル版では日本語フルボイスに対応していたため、そちらも維持されることを期待したい。

『Alan Wake Remastered』は、PC(Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、今年の秋に発売予定だ。