小島監督こと小島秀夫氏が自身のTwitterアカウントにて『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』の裏技を投稿している。Kojima Productionsとソニー・インタラクティブエンタテインメントはPS5向けに『デス・ストランディング ディレクターズカット』を9月24日発売予定であり、これからプレイを始める人にも役立つ情報だ。また、小島監督が公開した以外にも本作には裏技と呼べる要素が多く存在するため、こちらも紹介していこう。
小島監督がTwitterへ投稿している小技1つ目は、山岳地帯で使用できるもの。山岳地帯ではBTが座礁した場所を何度も往復することになる。サムが歩いた場所には足跡が残っているはずだが、BTに発見された箇所はオレンジ色の手形がついているという。自分のつけた足跡の上を歩いて、オレンジ色の手形だけ避ければ、BTを簡単に回避できてしまうそうだ。
2つ目は、てるてる坊主に関する裏技。ゲーム内にて特定の条件を満たすとバックパックのアクセサリーとして、てるてる坊主を獲得できる。てるてる坊主をつけていると、時雨が降る確率が低くなるようだ。BTとの遭遇を避けたいときは、てるてる坊主をバックにくっつけておこう。発売当初から知っていた人もいるだろうが、ツイートへの反応を見ると、初めて知ったユーザーも少なくないようだ。アクセサリー類はストーリー以外の配送をこなすなど、取得条件が厳しいからかもしれない。
小島監督はTwitterへの投稿で、ゲームの攻略や攻略本への思い出を綴っている。ゲームの作り手が裏技を出版社などへ公開する機会はなくなり、ユーザーがネット上で攻略情報を共有する時代になったという。小島監督はこうした状況を踏まえて、『デス・ストランディング』の裏技を自身のTwitterで紹介しているのかもしれない。
Twitterユーザーのミアハ氏は、小島監督に触発されるかたちで、ゲームのTipsを動画でいくつか共有している。たとえば、息を止めた状態だとクリプトビオシスに逃げられないとのことだ。クリプトビオシスは、食べるとサムの血液量を回復してくれるクマムシに似た生物。通常は数匹捕まえるとそれ以上捕獲できないが、息を止めて近づけば大量に捕獲できるようだ。
またミュールのセンサーには意外な回避方法も存在する。普通はミュールのセンサーを回避するためには、センサーのパルスにタイミングを合わせて、サムもセンサーを撃ち返す必要がある。しかしセンサーに捕捉される瞬間、サムがジャンプしていると回避できるというのだ。
同じくTwitterユーザーの杉の木氏も興味深いディテールを共有してくれている。ゲームに登場するBTにはいくつか種類があり、赤ちゃんの姿をしたBTも存在する。この赤ちゃんBTをボーラガンで撃つと、大人の姿のBTに成長するのだ。ただし大人のBTはボーラガンで撃っても、その場に足止めできるだけ。赤ちゃんBTだけがボーラガンのロープが巻き付いた後に、なぜか大人の姿へ変身する。攻略に役立つかはともかく、試してみたくなる要素だ。
意外な操作として、本作には2段ジャンプが存在する。2段ジャンプとはつまり、ジャンプした後空中を蹴ってもう一度ジャンプすることだ。キャラクターの挙動がリアルな『デス・ストランディング 』でも、ゲームならではのアクションである2段ジャンプができるのだ。ダッシュ中に×ボタンを押してジャンプし、空中でもう一度×ボタンを押すと2段ジャンプができる。荷物が重すぎるとできないが、障害物を飛び越えたりと用途が多そうな技だ。
雪山で寝るとサムが死亡することを知っているプレイヤーは少ないかもしれない。サムはマップのほとんどどこでも座り込んで休憩できる。しかし極寒の雪山で休憩して眠ると、すぐに画面が暗転してサムが凍死してしまう。帰還者であるサムはすぐにこの世に戻ってこれるが、それでも雪山は舐めてかかってはいけない危険な場所なのだ。
便利なTipsとしては、バイクに搭乗中もハシゴを使用できることも挙げられる。ハシゴはマップのどこへでも設置でき、サムがつかまって上り下りに使う便利なアイテム。バイク(リバーストライク)の後輪をハシゴにうまくはめることで、ハシゴを道路として利用できる。1台あればどんな配送もこなせるバイクを、より便利に使える小技となっている。
Twitterではハッシュタグ「#デスストTips」というかたちで、プレイヤーが発見した小技が共有されている。ここで紹介した以外にも、気が付きにくい操作や小ネタがたくさん紹介されている。要素の多い作品であるため、知らない小技を探す楽しみ方もあるはずだ。
『デス・ストランディング 』に新規要素を盛り込んだリマスター作品『デス・ストランディング ディレクターズカット』は9月24日に、PlayStation 5向けに配信予定だ。