デベロッパーのHello Gamesは9月1日、『No Man’s Sky』向けのアップデート3.6「Frontiers」を配信した。今回も多数の追加要素を含む大型アップデートとなっており、特に入植地の導入が目玉となっている。
アップデート「Frontiers」によって、生物が居住可能となっているあらゆる惑星に、入植地(settlement)が存在するようになった。あらゆる要素が自動生成される本作の特徴を受け継ぎ、入植地についても建物のデザインやレイアウト、配色、内装や外装が、自動生成にて生み出されるという。そして一定の条件を満たすことで、プレイヤーは任意の入植地の監督官になることができる。
監督官は、入植者たちを率いる立場である。その入植地の名前を決められるほか、都市計画や財務管理、政策の決定、あるいは入植者たちの間での紛争の解決などにも取り組むことになるそうだ。ほかにも祭りを開催したり、センチネルによる襲撃に対処するなど、仕事の内容は入植者の生活にかかわるあらゆる面におよぶ。
紛争の解決については、両者の意見を聞いたうえで裁定を下すことになる。公平な立場を意識して裁きをおこなっても良いし、罰金を支払わせることも可能だという。その罰金は入植地の財政に反映される。
入植地は、最初は建物の数も人口も少ない。資源を集めて新たな建物を建設して、発展させていくのだ。農場や工場を建設すれば、生産性が向上し資源を安定して得ることができ、レジャー施設などを建設すれば入植者に快適な生活を提供できるだろう。建設する建物の種類によって、自らの入植地がどのような方向に発展していくのかが決定されるとのこと。なお今回のアップデートでは、建設用のパーツも数百種類追加され、建設メニューは刷新されている。
先述したセンチネルによる襲撃についても説明されている。センチネルはあらゆる文明に警戒心をもっており、入植地がある程度繁栄すると敵視するようになる。入植地を拡張する際には、センチネルの警戒レベルに注意する必要がありそうだ。防御施設を研究すると、警戒レベルを低く保つことができるという。もちろん、戦いを選ぶこともできる。
今回のアップデートでは、一部のビジュアルエフェクトが作り直されている。たとえば、小惑星の破壊や、エクソクラフトの衝突時、クリスタルの採掘時、敵が爆発した際などのエフェクトが、より派手になっているそうだ。また、武器など戦闘中のエフェクトについても一新され、よりドラマティックな体験になっているとのこと。
さらに惑星の環境表現について、砂埃が舞い上がったり、壮大な星雲が見られるようになったり、あるいは街灯にホタルが集まるようになったりといった、ビジュアル面の向上も含まれている。このほかアップデート「Frontiers」の詳細については、公式サイトのパッチノートを確認してほしい。
『No Man’s Sky』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中だ。