『Call of Duty: Warzone』勝利時のカットシーンに、謎の女性スナイパー現る。『CoD』シリーズ新作のティザーイベントか


Call of Duty: Warzone』と『Call of Duty: Black Ops Cold War』のシーズン5が、本日8月14日に開幕した。これにともない、両ゲームには新たなマップやゲームモード、またオペレーターや武器などが導入。そして『Call of Duty: Warzone』においては、ゲーム内での演出に、公式には発表されていない変化が現れているようだ。
 

 
バトルロイヤルゲームである『Call of Duty: Warzone』での変化が指摘されているのは、試合に勝利したプレイヤーが見ることができるカットシーンだ。本作にて最後まで生き残ったプレイヤーやそのチームは、参加プレイヤーたちの名前がエンドクレジット風に流れるなか、飛来してきたヘリに乗り込み戦場から離脱することになる。

シーズン5においても同じ演出のカットシーンとなっているが、ロープでヘリに引き上げられていく際に、これまでにはなかったシーンが追加された。それは、離脱しようとするプレイヤーを何者かが狙撃するというものだ。撃たれたプレイヤーは、血を流しながら地上に落下。ヘリは、そのプレイヤーを置き去りにして飛び去ってしまう。そしてその後に、狙撃手の姿が映し出される。
 

 
狙撃したのは、女性スナイパーである。軍服を着ており、その特徴からソビエト連邦の兵士であることがうかがえる。手にする狙撃銃は、モシン・ナガンM1891だろうか。彼女は、第二次世界大戦時代を思わせる出で立ちをしており、本作の世界観とはやや時代が異なるように感じるが、現時点ではこのキャラクターについて公式には何も言及されていない。

本件を報じる海外メディアCharlie INTELなどは、この謎のキャラクターの登場は、『Call of Duty』シリーズの次回作のティザーイベントだろうと指摘している。実は『Call of Duty: Black Ops Cold War』についても、正式発表前に『Call of Duty: Warzone』を使ったティザーイベントがおこなわれていた。当時は、ゲームプレイ中に突如画面が乱れ、英語とロシア語で意味深なメッセージが表示。結果的に、新作で描く世界観を表現した内容であった(関連記事)。

今回登場した女性スナイパーは、今後『Call of Duty: Warzone』に追加される新オペレーターなどの可能性は捨てきれないが、シリーズの新作に関係するキャラクターである可能性もあるだろう。となると、先述した第二次世界大戦という時代設定が正しければ、それも何らかのヒントとなるかもしれない。
 

https://twitter.com/CallofDuty/status/1426227112743038977

*新オペレーターのキツネの背景には「ヴァンガード来たる」という日本語が流れている。これも新作のティザー演出だろうか。

 
『Call of Duty』シリーズの次回作についてはまだ何も発表されていないが、Activision Blizzardは8月3日に実施した決算発表の場で、今年の第4四半期の発売を計画していることを明らかにしている。同社社長兼COOのDaniel Alegre氏は、新作はファンにはおなじみであり、愛されてきた時代設定になるとコメント。また、『Call of Duty: Warzone』との連携も引き続きおこなうとし、ライブサービス向けの膨大かつ幅広いコンテンツを開発中だとしている。コンソール版は、新旧両世代向けに発売することも認めている(Charlie INTEL)。

今月末には、大型ゲームイベントgamescomのオンライン開催が予定されており、Activisionも出展予定。となると、『Call of Duty』シリーズ最新作の発表は近そうである。一部では、新作の内容についての噂が出回り始めているようだが、どのような作品として披露されるのか正式発表を待ちたい。