幽霊調査ホラーゲーム『Phasmophobia』、最新アプデで同時接続プレイヤー数がふたたび急上昇。新たな霊的存在やガジェットが登場

 

現在Steamにて早期アクセス配信中のホラーゲーム『Phasmophobia』。昨年9月のリリース後に大きな人気を獲得し、それからは徐々にプレイヤー数が減少していたが、今年8月末になってふたたび盛り上がりを見せているようだ。
 

 
『Phasmophobia』は、最大4人協力プレイに対応するサイコロジカルホラーゲームだ。プレイヤーは、超常現象に関する調査チームのメンバーとなり、いわく付きの物件に潜入。霊的存在による脅威に怯えながらも、さまざまなガジェットを駆使しながら、その場所に取り憑いている霊的存在の証拠をつかむことを目指す。

本作は、昨年9月にSteamにて早期アクセス配信を開始。ほどなくしてTwitchでの実況配信で大きな人気を得て、これに呼応するようにSteamでの同時接続プレイヤー数も一気に上昇していった。昨年10月には、同時接続プレイヤー数のピークが11万人を突破している。これは、Steam全体でもかなり上位に位置する数字だ。

しかしその後は、同時接続プレイヤー数は緩やかに右肩下がりに。とはいえ、そうした推移をたどることは、多くのタイトルで共通することではある。また、本作はユーザーレビューにて「圧倒的に好評」を得ている高評価作品だけあって、直近でもピーク時には1万人を超えている。決して過疎になってしまったというわけではなく、むしろ一定の人気を維持しているともいえるが、そんななかで本作にふたたびブームがやってきたようだ。
 

(Image Credit: SteamDB)

 
本作の同時接続プレイヤー数は、ここしばらく横ばいが続いていたが、8月26日に突然急上昇。前日までは約1万5000人がピークだったが、一気に6万人を突破し、現在まで勢いを維持している。また、この盛り上がりを受けて、Twitchでの本作の同時視聴者数も、同様に大きく伸びている様子がうかがえる(SteamDB)。

きっかけとなったのは、8月27日に配信された約2か月ぶりのアップデートだろう。「Exposition」と名付けられた同アップデートでは、2種類の霊的存在が追加されたほか、新たな種類の証拠を発見できる装備DOTS Projectorも登場。また、スプリントシステムが刷新されるなど、数多くの追加・調整要素が含まれている。ビジュアル面の改善が施されたことも注目点のひとつで、大型アップデートといえる内容である。

アップデートの配信によって同時接続プレイヤー数が増加するのは一般的な現象ではあるが、本作においては、少なくとも今回のように目立った増加を見せるのは初めてとなる。その理由は定かではないが、開発元Kinetic Gamesがアップデートを予告し、ティザー画像をSNSに投稿し続けてきたこともあり、期待が高まっていたのかもしれない。
 

 
なお、本作は開発者のDknighter氏が個人で手がけてきたが、今年6月に新たにアーティストとプログラマーを雇ったことが発表されている。共に経験豊かな人物だそうで、従来のコンテンツの改善と拡張をおこないながら、将来のコンテンツも開発していくという。その成果は、今回のアップデートにも反映されていることだろう。

『Phasmophobia』は、PC(Steam)にて早期アクセス配信中だ。