『Apex Legends』にて「ノックダウンしたままジャンプできる」不具合修正。倒れてなお高速ハイハイで戦場を駆けるレジェンド


Respawn Entertainmentは8月31日、『Apex Legends』における最新アップデートを配信した。複数のバグ修正や安定性の向上が図られている。そのなかでも、奇妙な不具合の修正が含まれていたようだ。 
 

 
修正された不具合の一つは、「ノックダウンされたプレイヤーがジャンプできることがある」というもの。通常『Apex Legends』においてプレイヤーはヘルスがなくなると、ノックダウン状態になる。このときプレイヤーは這いつくばって移動するかたちになり、ほとんどの行動が不可能に。ノックダウンシールドを装備している場合はシールドを展開し、味方に蘇生してもらう機会を待つほかない。基本的に、きわめて行動が制限されるのがノックダウン中の状態である。 

しかし、この原則を覆すバグが発生していたようだ。海外掲示板Redditでは不具合の目撃例が投稿されている。下記の動画では7秒ごろより、激しい撃ち合いのなか投稿主がダウンしてしまう。ところがノックダウンシールドを展開したのち、奇妙な現象が。ダウンしているにもかかわらず、投稿主は通常の歩行状態と同様のスピードであちこちを動き回ることができているのだ。 

投稿主はこれを利用してスルスルと戦場を離脱。建物から脱出するときにはジャンプまで利用し、安全な場所へ移動している。そのあと金ノックダウンシールドの自己蘇生を使用していることから、ダウン状態であったことは確かなようだ。にもかかわらず、生存時と同様の機動力で動き回ることができ、ジャンプも可能だったのである。 
 

 
同様の現象は複数のユーザーにより目撃例が挙がっている。下記の投稿は、ダウン状態での動き回りを別のプレイヤーからの視点で見た状態だ。キャラクターはたしかに這いつくばるモーションになっているものの、そのまま滑るように高速で移動。ハイハイをしながら跳ね回る、奇妙な姿となってしまっているようだ。 
 

 
Redditに寄せられた情報によれば、本バグは敵プレイヤーからフィニッシャーで倒されそうになったとき、相手がモーションを途中でキャンセルすると発生するという。見た目にはシュールで愉快なバグであるものの、ダウンしたプレイヤーが機動力を保ったまま逃げ回れるのは不公平な要素だ。なかにはノックダウンシールドを使って生存プレイヤーを守るといった小ワザも使われていたといい、公正な対戦にとって支障が出る不具合となっていた。今回のパッチによりバグは修正されたとのことで、同現象はもう見られることはないだろう。 

このほか最新アップデートでは安定性を向上。また、Steamにてバンガロールエディションの価格が正しく表示されない不具合も修正されている。