パブリッシャーのaNCHOR Inc.は8月27日、開発中のゲーム『Project MIKHAIL』Steamのストアページを開設。あわせて最新トレイラーを公開し、公式Twitterアカウントも開設した。
『Project MIKHAIL』は人類に敵対的な地球外起源種「BETA」に蹂躙されゆく地球を舞台とするバトルアクションゲームだ。人類は生存をかけ、戦術歩行戦闘機(戦術機)と呼ばれる対BETA用兵器を操り戦う。2006年に発売された恋愛アドベンチャーゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』の世界観を元にした本作は、2019年に企画発表され、2021年のリリースを予定して開発が進められてきた。今年の10月からは「マブラヴ オルタネイティヴ」のアニメ放送も予定されており、今回はアニメの放送およびリリースに先立っての発表といえるだろう。
本作はミッションをクリアすることで戦術機のパーツを入手し機体をカスタマイズしていく、アクションゲームとなっている。戦術機はパーツ単位で機体カラーの変更も可能。攻撃スキルの習得や強化といった要素を組み合わせることで、プレイヤーだけの戦術機を構築することができる。
戦闘面ではさまざまな種類のBETAにあわせて射撃武装と近接武装を使い分けたり、戦い方そのものを変えるといったプレイも有効になってくる。また、光線級の強力なレーザー照射攻撃といった『マブラヴ』シリーズ独特の要素も本作では忠実に再現。より原作の絶望感を体験できる手段として難易度選択も可能となっている。シリーズ愛の強いプレイヤーの要望にもしっかりと応えたゲームとなっているようだ。
本作のモードはストーリーモードとシーズンモードがあり、ストーリーモードでは『マブラヴ オルタネイティヴ』の主人公である白銀武として『マブラヴ』の世界に参加することになる。対するシーズンモードはプレイヤー自身が戦術機に乗る衛士として『マブラヴ』の世界に参加できるモードとなっている。
シーズンモードでは1つの世界(サーバー)に各ユーザーがアクセスし、プレイヤーは発令されているさまざまなミッションの中から選んで受注する形式だ。ミッションを発令している登場人物には世界を救いたい、あるいは世界を滅ぼしたいといった思惑があり、プレイヤーが思い描く世界に近づけるであろう選択をしていくこととなる。ミッションの選択については、ひとりでプレイできる範囲は限られているため、他プレイヤーと協力することでプレイヤーたちの望む世界に近づけていけるような形を目標としているとのこと。
その他にもダメージ表示のオン・オフ設定搭載や、よりBETAの物量を増やすといった、ユーザーからの要望も積極的に反映している本作。戦闘では機体にBETAの返り血が反映される仕様となっているのも『マブラヴ』シリーズをよく知る人にとっては見逃せない点のひとつだ。
リリース段階では実装されていないものの、フレンドとボイスチャットを用いてリアルタイムの共闘といったアップデートも視野に入れているという。より詳細な開発進捗については、公式サイトYouTubeにてプロデューサーレターという形式で確認することが可能だ。
『Project MIKHAIL』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに10月発売予定。ほかコンソールやスマートフォンでのリリースも現在は検討中とのことだ。Steam版は動作環境も公開されており、言語は日本語と英語に対応している。