猫サイバーパンクADV『浮世』2022年配信へ。VR空間に閉じ込められたサムライネコが、現実への帰還を目指す

国内のインディーデベロッパーSeaknot Studiosは8月27日、『浮世』のSteamストアページを公開した。『浮世』は、和風なサイバーパンクの世界で展開するアドベンチャーゲームだ。

国内のインディーデベロッパーSeaknot Studiosは8月27日、サイバーパンクアドベンチャー『浮世』のSteamストアページを公開した。2022年の配信を目指しているという。
 

 
『浮世』は、和風なサイバーパンクの世界で展開するアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、ネットワークで繋がるVR仮想空間「UKIYO」。色とりどりのネオンが瞬くこの世界では、人々がさまざまな動物のアバターを用いて往来していた。主人公のカイは、マントを羽織ったネコのアバターを使用するサムライだ。

あるとき、UKIYOを利用していたカイの周辺で奇妙な出来事が起こる。VRゴーグルを外しても、ゲームからログアウトできなくなってしまったのだ。どうやら、オンライン上のフレンドが、みなゲームのなかの住民となってしまっているという。カイは現実世界へ帰るために、仲間とともに仮想世界を旅することとなる。
 

 
本作はストーリー主導の作品になるといい、プレイヤーは主人公のカイを操作して物語を進めることとなる。街の人と話したり、さまざまなアイテムを調べたりすることで仮想世界の謎に迫るようだ。UKIYOには5大都市が存在しているとのこと。そのうちの一つ「雷町」は人口が非常に多く、雷でのエネルギーの貿易によって栄えているという。こうした特色ある都市を複数巡ることで、カイの冒険が描かれていくのだろう。

仮想空間に隠された封印を解くことで、能力をアンロックするといった要素も存在するようだ。トレイラーやスクリーンショットには大きな雄鶏に乗って移動するキャラクターの姿も数多く見られ、ゲーム中で特殊な移動手段として利用できる機会もあるのかもしれない。ちなみにカイは、名刀ヤスツナという武器を帯刀しているという。『浮世』に戦闘要素があるかは今のところ不明だが、華麗な剣戟を見られることにも期待したいところだ。
 

 
Seaknot Studiosは、埼玉県所沢市に拠点をおくインディーゲームスタジオだ。現在は『浮世』のほか、デザインスタジオのフリーキーデザインと共同で『トリネシア・ストーリー』なるタイトルも開発中とのこと。『浮世』のキャラクターデザイナーとしては、スマホアプリ版『Livly Island』などに携わるnaoki ishizaka氏が担当している。なお、本作の音楽はコンポーザーのKyle Booth氏が手がけているという。

『浮世』は2022年に配信予定。PC(Steam)のほか、Xbox Oneやほかプラットフォームでのリリースも予定している。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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