剣と魔法のエンドレスアクションADV『Dream Cycle』発表。『トゥームレイダー』のクリエイターが手がける
パブリッシャーのRaw Furyは8月26日、Cathuria Gamesが手がけるアクション・アドベンチャーゲーム『Dream Cycle』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、9月7日に早期アクセス配信を開始する。
本作は、「クトゥルフ神話」で知られる作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの著作「Dream Cycle」をモチーフに、独自の物語を描く作品だ。開発元Cathuria Gamesを率いるのは、『トゥームレイダー』のクリエイターとして知られるToby Gard氏であり、同シリーズの楽曲を手がけたNathan McCree氏も参加している。
『Dream Cycle』の主人公は、現代を生きる魔術師見習いのMorgan Carter。彼女は、自らの力の源であるエッセンスを大伯父のRandolph Carterに盗まれ、Dream Realmsと呼ばれる荒廃した次元に囚われてしまう。Randolphは神になろうと画策しており、Morganはエッセンスを取り戻し、大伯父の計画を阻止することを目指す。
Dream Realmsには魂を持たない敵が徘徊しており、彼らを倒すことでのみさらなる深淵へと進み、この世界から逃れるきっかけを掴むことができる。本作のバトルは、剣での近接戦闘のほか、一人称視点での銃撃、そして魔法も使用可能。魔法用には8つのスロットが用意されており、また柔軟性の高いPerkシステムと組み合わせて、自分なりのプレイスタイルを構築できるという。また、敵に正面から向かう以外にも、トラップを利用したり、ステルスプレイにてやり過ごしたりと、どのような戦略で臨むかはプレイヤー次第となる。
本作の世界は、コンピュータで生成される巨大なサンドボックスとなっており、マップ内には1万もの冒険が用意されるという。プレイヤーは、Deep Gateと呼ばれる入り口からDream Realmsの冒険をおこない、新たなパワーを収集しながら物語を進めていく。そしてある地点までたどり着くたびに、固有のサンドボックスに降り立ち、さらに探索を進めていくこととなる。探索においては、クライミングをしたりテレポートしたり、あるいは空を飛んだりと、自由な移動が可能になるそうだ。
また、本作はリプレイ性の高い作品を目指して開発されており、開発元Cathuria Gamesは本作について、謎と冒険を楽しむプラットフォームであると表現している。定期的なアップデートにより、あらたなエリアや環境、ストーリー、あるいは武器やスキル、敵キャラクターなどを追加していく計画だそうだ。早期アクセスにおいては、プレイヤーからのフィードバックをもとに、エンドレスなゲーム体験のためのメカニクスを最適化していくとしている。
早期アクセス開始時点では、メインストーリーの最初のパートが収録され、ロケーションはひとつ。そのなかに、先述した1万種類の冒険が用意され、プレイヤーに提示される。冒険ひとつあたりのプレイ時間は、10〜30分程度になるとのこと。また、武器は20種類、魔法は12種類、Perkは20種類程度を収録。そして敵は3つの勢力に12種類おり、自動生成で生み出されるボスも登場するそうだ。正式リリースまでには、少なくとも1年はかかるだろうとしている。
『Dream Cycle』は、PC(Steam)にて9月7日に早期アクセス配信予定だ。