『俺は魚だよ』9月17日リリースへ。広大な人間世界を「魚」が探索する、邦題ブレ気味のアクションゲーム
パブリッシャーCurve Digitalは8月25日、『I Am Fish』を現地時間9月16日(日本時間9月17日)に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam・Windows 10)およびXbox One/Xbox Series X|S。Game Pass向けにも提供予定だという。なおSteam版の邦題については、『俺は魚だよ』になりそうだ。
『俺は魚だよ』は、アクションゲームだ。本作の主人公は金魚鉢などに入った小さな魚である。飼われている家を金魚鉢ごと抜け出し、ステージ内のさまざまな障害を乗り越えて海に帰ることを目指すのだ。プレイヤーは、魚として丸い金魚鉢をゴロゴロ転がしてステージを進む。移動は、金魚鉢の壁を内側から押して転がしていく形式。進みたい方向にすんなり転がってくれなかったり、急に止まれなかったり、また中の水の揺れも転がりに影響するため、なかなかに操作がもどかしい。高所から落下すると金魚鉢が割れてしまい、金魚が地上に放置されてしまうとゲームオーバー。独特な挙動を見せる金魚鉢を巧みに操作し、ステージを進んでいこう。
本作は、人間の世界が舞台となっている点も魅力。たとえば現在配信されているデモ版では、家の中を飛び出し、街中を冒険していく。街の電線などを使いながら街を探索。ステージとしては、さまざまなシチュエーションが用意されているほか、時に金魚鉢ではなく瓶や水槽、そしてバケツを移動手段とするなど、場所や形を変えて大冒険を楽しむのだ。なお本作では金魚鉢に入った金魚だけでなく、フグやピラニア風の魚を含んだ、4種類の魚を操作することになる。
『俺は魚だよ』を手がけるBossa Studiosは、パンとして冒険を繰り広げる『I Am Bread』の開発元である。本作では「人間ではない何かになって人間世界を冒険する」というテーマは引き継がれつつ、その舞台はより壮大になっている。『I Am Bread』は、かなり操作のクセが強く、操作失敗のペナルティが大きい高難易度作品だったが、『俺は魚だよ』は独特な操作はありつつも、いくらか爽快感を重視したつくりになっている印象だ。
なお前述したように、本作のSteam版の邦題は8月25日時点で『俺は魚だよ』となっている。Steamストアページ内の説明でも、ゲームタイトル表記はバラバラで「アイ アム フィッシュ」「小さな魚の冒険」といった文言が確認できる。6月に変更された現在の『俺は魚だよ』というタイトルもややシュールであるが、この邦題で発売されるのか、気になるところ。なお、Steam版は日本語表示に対応予定のようだ。
『俺は魚だよ』は、PC(Steam・Windows 10)/Xbox One/Xbox Series X|S向けに現地時間9月16日リリース予定。Steamストアでは現在デモ版も配信されている。