Co-op対応消防アクション『Embr』9月23日に正式リリースへ。クロスプレイも対応で、友人と挑む汗と涙と横領の人命救助

Curve Digitalは8月23日、現在Steamにて早期アクセス販売中の『Embr』を2021年9月23日に正式リリースすると発表した。『Embr』は、一人称視点で展開される消防士アクションゲームだ。

パブリッシャーのCurve Digitalは8月23日、現在Steamにて早期アクセス販売中の『Embr』を2021年9月23日に正式リリースすると発表した。PS4/Xbox One/Nintendo Switch/Stadiaでもリリース予定。Curve Digitalは日本展開にも熱心な会社であり、同作のコンソール版もいずれ日本で発売されそうだ。なおゲーム内は日本語表示に対応している。


『Embr』は、一人称視点で展開される消防士アクションゲームだ。『Embr』の舞台となるのは、従来的な救急隊がいなくなった超資本主義社会。同作の世界ではUber感覚でアプリに登録するだけで消防士になれてしまう。プレイヤーは「Embr」なる緊急サービスアプリで依頼内容を確認。火災現場に向かって、逃げ遅れた依頼主たちを救助するのが仕事だ。

現場についたら、任務内容に応じて活動を始めよう。燃え広がる火を消しながら、人々を救うのだ。任務には制限時間が設定されており、任務終了後に頑張りに応じた報酬が支払われる。かかった時間が少なく、救えた人が多ければ、基本報酬が上がっていく仕組み。素早く人々を救うのだ。本作は真面目な救出ゲームではなく、おふざけ要素も多い。たとえば、現場にある貴重品などをこっそり着服することができる。人を助けるふりをしてちゃっかり盗みをはたらくことで、私腹を肥やすことが可能だ。ただし、クライアントに見つからないように注意。ほかにも、救出した人間を放り投げることで“納品”することが可能と、ちょっとぶっとんだ世界観も魅力のひとつ。


お金を貯めることで、新たな道具や装備を購入可能。火に強いヘルメットや救出者をしっかりつかめる手袋など、火災現場が攻略しやすくなる。ステージのレベルが上がっていけば、セキュリティの解除やドアの破壊など、より高度なスキルや道具が必要となる。勤勉な人命救助と、抜け目ない着服で、消防士として成長していくのだ。

本作は最大4人でのオンライン協力プレイに対応。各オブジェクトには物理演算要素も導入されており、プレイ中には予期せぬ事故も生まれる。笑いあり涙ありの、ドタバタプレイが楽しめるというわけだ。本作は2020年5月に早期アクセス配信が開始され、アップデートが続けられてきた。正式リリースに際しては、新たな2つの地区に12のステージが追加され、道具も13種類導入される。そのほか、PC/PS4/Xbox One/Stadia間ではクロスプレイにも対応。カスタマイズ要素も拡充され、デイリー/ウィークリーミッションによってリプレイ性も向上するなど、大きく進化するわけだ。


開発元は違うものの、同じくCurve Digitalから発売されヒット作となった『Human: Fall Flat』のようなテイストを感じさせる『Embr』。正式リリースとコンソール版の発売によって、人気が高まっていくか、注目されるところだろう。

『Embr』は、9月23日にSteamにて正式リリース予定。PS4/Xbox One/Nintendo Switch/Stadia向けの発売も予定されている。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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