音楽フェス運営シミュレーション『Festival Tycoon』2021年Q3発売へ。ステージを建ててバンドを呼び寄せ、一大グルーヴを呼び起こせ

 

パブリッシャーのFuture Friends Gamesおよび個人開発者のJohannes Gäbler氏は、音楽フェス運営シミュレーション『Festival Tycoon』を2021年第3四半期に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。 
 

 
『Festival Tycoon』は音楽フェスを運営するシミュレーションゲームだ。プレイヤーはバンドをブッキングし、ステージの設営、テントやトイレの配置などを通じ、巨額の収入を得ることを目指す。はじめは小規模なフィールドでの運営から開始。徐々に評判や観客、参加バンドやスポンサーを集めていくのだ。開けた土地を柵で囲い、ゲートなどを設置してフェス会場を作り始めよう。フェスに呼び込むことのできるバンドは多岐にわたる。フォークソングやロックミュージック、テクノ音楽までプレイヤーの好みのままだ。 

会場の設営はさまざまな施設を建設することでおこなう。テントやVIP用のバンガローを設置し、豪華なステージを立ち上げよう。フェスにはつきものとなる食べ物の屋台も、さまざまに配置することができる。デコレーションはもちろんのこと、トイレをどこにどれだけ設置しておくかも重要な選択となりそうだ。女子トイレを単独で設置するなど、細かなカスタマイズも可能な模様。群衆を誘導する導線の設計技術が問われていくのだろう。そしてもちろん、フェスの運営には巨額のマネーが必要。資金を獲得するため、さまざまなスポンサーから支援を獲得するプレイヤーの技術が問われる。銀行やディスクレーベル、飲料メーカーなど、さまざまな企業にアピールしていこう。 
 

 
プレイヤーは、フェスを訪れる観客のどの層を重視するかも問われるようだ。テントを巡るカジュアルな参加者をもてなすもよし。あるいはリソースをつぎ込んで、ハイクラスなVIP客の歓待に注力するもよし。ただし、いずれの客層にも一定の満足度を提供できるように注意する必要はあるようだ。フェスの運営に不満を抱いた客は、SNSで発信し、フェス全体の評判を落とすことにもつながる。 

開発を手がけるJohannes Gäbler氏は、オーストリアのウィーンに拠点をおく個人デベロッパーだ。現在は『Festival Tycoon』の開発を進めるとともに、ウィーン工科大学で勉学に努めているという。Steamのストアページでは月に一度開発ブログを更新しており、多忙ななかでも精力的に制作を続けていることがうかがえる。現在はテストプレイヤーも募集しているとのことなので、気になる人はニュースページをチェックしてみるといいだろう。 
 

 
『Festival Tycoon』はPC向けに、Steamにて配信予定。