西遊記アクション『Black Myth: WuKong』新映像公開、UE5を採用。天翔ける龍とのバトルも展開する壮大な東洋ファンタジー

 

中国に拠点をおくスタジオGame Scienceは8月20日、西遊記アクション『Black Myth: WuKong』の新ゲームプレイ映像を公開した。その長さは12分間にわたり、Unreal Engine 5で表現された美麗なグラフィックを確認することができる。 
 

 
『Black Myth: WuKong』は、PCおよび主要コンソール向けに開発が進められているシングルプレイアクションゲームだ。西遊記をテーマとしており、孫悟空を主人公とした美麗で壮大な東洋ファンタジーが描かれる。今回のトレイラーでは、本作がUnreal Engine 5を採用していることが明らかになった。最新映像は同エンジンにてリアルタイムに録画されたものとのこと。また本作はNVIDIAのDLSSテクノロジーをサポートしているという。AIレンダリングを活用し、高いパフォーマンスを保ったまま美しいグラフィックを堪能することができるようだ。 

映像では3分30秒ごろから中ボスらしき敵との戦闘が展開される。大型のサルのような敵とのタイマン勝負が繰り広げられており、一瞬にして間合いが詰められる攻防戦が繰り広げられる。孫悟空は残像が残るほどの速さで回避が可能なほか、非常にスピーディな棒術を披露。攻撃の入力に合わせて、次々と変化するコンボを派生させることができるようだ。こうした複雑なアクションが、どのようにプレイに落とし込まれるのか気になるところである。また如意棒で打突したり、周囲を一閃したりするときは炎をまとっての攻撃に変化する模様。 
 

 
さらに映像の6分30秒ごろからは大型のボス、空を駆ける龍との戦いが繰り広げられる。龍は巨大な体躯や身にまとった電撃を使い、非常に広範囲な攻撃を仕掛けてくることが特徴。慎重に距離をとって戦うことが求められそうだ。孫悟空は如意棒のリーチの長さを活かし、軽やかに宙を跳びつつ迎撃することとなる。フィールド全体に電撃攻撃がおよぶ際には、如意棒を一本足のように立てて高所に避難するといった軽業も披露した。なお今回の映像は、昨年公開されたトレイラーでは確認できなかった雪原や氷の湖畔が舞台となっている。環境の多様性から、『Black Myth: WuKong』の舞台となる世界の広大さをうかがうことができそうだ。 

映像は9分30秒ごろから、ダイジェストでさまざまな敵とのバトルが挿入される。有翼の仏像のような異形のボスや、孫悟空の5倍はあろうかという巨大な熊との対決を確認可能。いずれの場面も俊敏さを活かした回避で魅せる映像となっており、ゲーム全体を通して「いかに相手の動きを読み切るか」が重要となることがうかがえる。 
 

 
『Black Myth: WuKong』のリリース時期については、公式サイトにて「(開発者が)プレイヤーとして満足できると感じられるようになったとき」とされており、具体的には明かされていない段階だ。また、オンラインモードの有無を問う公式サイトFAQの質問項目に対し、現時点では答えられないものの、「プロデューサーはオンラインCo-opのあるアクションゲームを好んでいる」との回答も見られる。シングルプレイだけでなく、マルチプレイ対応も検討されているのかもしれない。 
 

『Black Myth: WuKong』はPCおよび主要コンソール向けに発売予定だ。